対立から学ぶワークショップ2日目。
日本の実践として、八王子拓真高校の鈴木先生に
定時制高校での1年間の取り組みを報告していただきました。
もともと、コミュニケーションが苦手な生徒たちが参加している
授業で、最初の3ヶ月はクラス全体がプログラムになじんでいくのに
費やしたそうです。
9月に自分の対立について、「対立のエスカレーター」
を使いながら、分析し始め、次第に、積極的に
取り組むようになったこと、最後には、引っ込み思案だった
生徒たちが全生徒の前でスピーチが
できたことを報告してくださいました。
驚いたのは、休みがちだった生徒たちの出席率が上がったこと、
そして、生徒たちが自信をつけたこと。
「対立のワーク」が1年間できるような学校はなかなかないと思いますが、
とても勇気付けられる事例でした。
そして、後半はリスニング、アサーションの練習をして、
自分たちの対立を「創造的に解決する」方法をめざして、
話し合います。
詳細はここでは説明し切れませんが、3人組での分析や、ロールプレイは
とても盛り上がりました。
感想の一部を紹介します。
・対立はネガティブにしか考えていなかったが、関わりがあるからこそ、それが生じ、変容のチャンスになるということが分かった
・第3者と話すと自分では見えなかった部分が良く見えてきた
・自分の考えや行動が変われば、状況は変わりうるのでは、と思った
・アクティブリスニングの重要さを再認識した。
毎回、参加者が異なるといろいろな展開があり、
主催する方も様々な学びがありました。
対立は難しいけど、奥深く、面白い、と
改めて感じた2日間でした。
(中村)
国語や外国語の授業などでもどんどんやればいいなと思います。
返信削除日本語の先生たちはもっとやりやすいかも。
でも、意外とそういうところからコミュニケーション力をつけようとする先生も少ないんですよね。いまだに。
でも、10人に1人ぐらいは関心を持つと思います。
就職や恋愛・結婚生活、仕事。。。その後の人生に大きな力を発揮することでしょう。
でも、いつからこうしたWSや教室活動が必要になってきたんだろう?
昔は実践の中で見よう見まねでやってたのだろうと思いますが。。。
理論と練習。がんばってくださいね。応援してます。