ウィズダム・スクールにて

5日(土)には、チェンマイの少し郊外にある「Lanna wisdom school(ランナー・ウィズダム・スクール)」を訪問しました。

ここは、チャチャワン先生が主催する施設で、北タイ(ランナー)の伝統的な文化を伝承するための社会教育施設のようなところです。ランナー文字や音楽、建築、踊り、衣装などを学ぶプログラムが多数あり、地元の10代~70代の幅広い年齢の方が学んでいるそうです。先生たちはボランティアで参加しているとのこと。

ここでは、3人の異なる立場の先生たちからお話をうかがいました。1人目はカレン族の村のコミュニティ・スクールの先生、2人目は環境教育に取り組む公立学校の先生、3人目はこのウィズダム・スクールで衣服を教えている先生です。

それぞれ、たいへん興味深い実践で、とても長いレポートになってしまいそうなので端折りますが、共通していたのは「持続可能な社会づくり」を目指して教育に取り組んでいるという点。こういったマインドや実践は、DEARでお会いする先生方にも共通するものがたくさんあって、お話をしてくださっているチェンマイの先生が、DEAR会員のDさんやSさんに見えてきてしまいました。

その後、DEARの活動の紹介をしましたが、動画も教材も大変興味を持っていただきました。
<写真上>教材の英語バージョンをご紹介。このうち幾つかはタイ語訳されています。
<写真下>『動画でみる開発教育』を観ているところ。

今回しみじみ思ったのは、外国語の資料をきちんとつくっておくことの大切さ。立教大学ESDセンターの協力で、教材の英語訳&タイ語訳を徐々に作っていったことで、タイのNGOの現場で活用していただくことができました。

動画にも英語+アジアの各国語の字幕をつけたいな~、と思っているところです。
(八木)

コメント

  1. 同感です!
    教材や資料を外国語で作成することは、共に学びあうという観点からも本当に大切なことですよね。
    それとできたら共に学びあう仲間の母語を大切にすることも、忘れないでいたいと思っています。

    すべての人が英語を話せるわけではないし、市民レベルでの学びという意味でもその視点をもっていたいですね。

    すてきな報告をありがとうございました!

    椿原 恵(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター)

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  2. 椿原さん、コメントをありがとうございます。
    やっぱりタイ語資料への食いつき(読み込み)はとてもよかったです。伝わり方が違います!(八木)

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