初心を思い出します

今日は2ヶ月に1回のニュースレターの発送日でした。年度末のため重要なお知らせの数々が入り、今回は特に複雑な作業です。スタッフに加え、水曜ボランティアのTさん、1月からの新インターンMさん(秋田の大学生)で作業にとりかかりました。

すると、そこに、飛び込みボランティアのRさんが救世主のように現れたのです!なんと彼女は沖縄の大学生。DEARともお付き合いの深い沖縄NGOセンターでもボランティアをしていて、今回たまたまウェブで募集情報を見て、助っ人に駆けつけてくれたとのこと。

おかげで、「ヤンキーになりたい小学生」や「チーズフォンデュ」、「南米の旅」、「自由席の国際線」などの話に花が咲き、楽しく発送作業を進めることができました。ありがとう!

思い起こせば、わたしの発送作業デビュー(?)も学生時代でした。当時関わっていたNGOのニュースレターの発送を手伝っていたのです。そこではなぜか夜に人が集まり始め、日付の変わる頃に封入が終了。そのまま新宿じゅうのポストを回り、すべての封筒を投函(集荷サービスを知らなかったのか?)。その後、安い居酒屋に行くか、誰かの家に行って、朝まで話をしていたような・・。

こうやって書くと、めちゃくちゃですが、そこに集まるいろんな人と話ができて楽しかったことばかりが思い出されます。

で、そのNGOというのは、今はNICE(日本国際ワークキャンプセンター)という名前になり、当時より遥かに大きな規模と社会的役割を果たしながら活動を続けています。先週の土曜日(6日)には20周年を記念したフォーラムが開催され、わたしも参加してきました。


その中の、「アジアのワークキャンプとその後の人生」という分科会で、少しお話をさせていただきました。キャンプに参加していなければ出会わなかった人、価値観、ボランティアや市民活動の世界のことが次々と思い起こされました。あの頃がなければ、今の自分も、開発教育との出会いも無かったと思うようなことばかりでした。

かつてお世話になった人にも、一緒にキャンプをつくった仲間にも、これから何かを始めたいと意気込む人にも会えました。昔も今も、世の中には怒りを感じることや、悲しいことは多いけれど、確実に社会のために行動を起こす人の輪が広がっていると実感することができた1日でした。
(八木)

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