みなさま、こんにちは。
事務局長の中村です。
先日、とある専門学校に講師派遣でうかがい『パーム油のはなし』のワークショップをやりました。医療・薬学系の勉強をしている生徒さんたちが対象です。
日々、消費する加工食品や化粧品、石けんなどに使われているパーム油(植物性油脂)が、マレーシアやインドネシアの熱帯雨林を切り開いて造成されたプランテーションで生産されていること、児童労働や移住労働者、先住民族の権利を侵害している可能性もあることなどを、クイズやロールプレイで学びました。
ふりかえりシートを読んでいたら、シートの裏側に独創的な提案が…!
「ウルルンスペシャル」(TV番組)でアロキアム(プランテーション労働者)の特集を組む
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(その番組を観た)健一(日本の高校生)が目覚める
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健一がアロキアムの所へホームステイする
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(数年後)健一がマレーシア連邦土地開発庁に就職
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(プランテーション拡大を)やめよう!って中から威嚇、先住民族エリアを確保
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(プランテーション労働者の)労働基準法をつくる
普段は、国際的な課題に触れる機会は少ない学生さんたちでしたが、植物性油脂といって、20種類近くが挙がるところは、さすが、医薬専門学生。パーム油が自分の生活に身近な油であるとともに、生産国の問題を知り、これからも引き続き、考えて行きたい、という感想が多かったです。
感想の一部を紹介します。
- 今日聞いたことだけで、判断するのではなく、自分で調べて、いろいろな目線に立って、考えて行きたい。
- パーム油の他に、途上国で問題になっているものについても知りたい。もっといろいろなことに関心を持って自分でできることを探したい。
- 将来医薬品開発の職に就くので、間接的でも、日本人以外で困っている国の人たちの役に立ちたいです。
▼『パーム油のはなし~地球にやさしいってなんだろう?』
http://www.dear.or.jp/book/book01_palm.html
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