夏休み!親子で「世界がもし100人の村だったら」ワークショップ

8月4日(日)午後、三菱商事社のCSRスペース「MC FOREST」で開催された夏休み特別授業で「世界がもし100人の村だったら」のワークショップを開催しました。


 一般公募の小学校2年生~6年生と、その保護者の方、30名が参加。子どもたちを連れて参加してくださったDEARの会員の方もいらっしゃいました。

はじめは、初対面の子どもたちだけで大丈夫かな?と心配していましたが、初めのアイスブレーキングのゲーム(地球回しゲーム)から、子どもたちは元気いっぱい!すぐに打ち解けて、最後まで、みんな積極的に参加してくれました。
大陸に分かれて座っているところ
大陸に分かれるシミュレーションでは「アジア大陸」にぎっしり座った子たちから「狭いよー」「食べ物が足りなくなっちゃう」といった意見が出ました。また、いろいろな言語であいさつをするシミュレーションの後に、「日本には“日本語”以外の言葉があるかな?」と聞くと「アイヌ語!」という意見も出て、びっくり。

クッキーの枚数で「富の分配」をシミュレーション
最後に「100人村」のメッセージを読み、感想を共有する場面でも、感じたこと・考えたことをたくさん発表してくれました。保護者の大人たちの「仕方がない」「複雑」という意見に比べ、子どもたちからは「おどろいた」や「おもしろい」「もっと知りたい」といった意見が多いのが印象的でした。

子どもの感想より
  • 世界のみんなは、まだ、公平ではないのに、先進国などの国だけが豊かなくらしをしているのは不公平だと思った。できることならば、自分に利益がなくても少しでもいろんな人を助けたいと思った。
  • このお話はとてもいいお話で、かなしいお話だと思いました。でも、そのことについてもっと知りたいと思いました。さっきのクッキーのはなしでは、食べられてうれしかったです。
  • もっと知りたいのは、色々な国のことを知りたいです。わたしの知らないことがたくさんあったので複雑な気持ちです。
保護者の感想より
  • 日本の豊かさをビスケットで表現するところがとても分かりやすく、今後、考えるきっかけになりました。今後もいろいろな場面で、開発教育を広げることの重要さを強く感じました。
  • 多様さを受け入れることはできている、理解しているつもりだったが、それは富める国でそこそこの生活ができている上での思いあがった勘違いだったかもしれないと感じました。一人でなにかできるわけではないけれど、日々心に留め置き、よい世界へと少しでもなっていけばいいなと思う。
みんなで感想を共有しました
親子で同じ体験をすると、家に帰ってからも、のちのちになっても、思い出したり話ができていいなと思います。参加者の皆さま、機会をつくってくださったMC FORESTスタッフの皆さま、どうもありがとうございました。
(八木)

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