インターンを終えて

みなさんこんにちはー。
今年の3月から9月にかけての約半年間DEARでインターンさせていただいた鈴木友也です。
あと数日でアメリカでの留学生活が始めることを機に、DEARでのインターンを卒業させていただくこととなりました。DEARのみなさん、そして私に関わっていただいた全ての皆様本当にありがとうございました!週2~3回のペースでDEARの事務所に自転車で通っていたことはとてもいい思い出です。

さて、今回ブログを書くにあたって、DEARのことを知りたいという方々や、インターンに興味がある学生のために、私のDEARでの経験や感じたことをここで共有したいと思います。少し長くなるかもしれませんが、是非最後まで目を通してみてください。

①DEARに来た理由

私がDEARでのインターンを始めた理由は主に二つです。
まず、地球規模で抱えているグローバルな問題(環境問題・貧困問題・人権問題など)に対して、教育が果たせる役割を考え自分自身現場で実践してみたいと考えたからです。大学のゼミ活動からESD(持続可能な開発のための教育)のことを知り、そうした教育の中でDEARが推進している開発教育に関心を抱きました。
それから、NGOの活動や理念そのものに高校生の時から興味があり、1年ほど前にワークショップ(水のアクティビティ)に参加して楽しかったDEARで知見を深めたいと考えたからです。
教材体験フェスタ(2015.3)で書籍ブースを担当

②仕事内容

かなり多岐にわたってお仕事をやらせていただきました。
・DEAR主催(共同)のワークショップアシスタント
→8月の全研は泣く泣く欠席してしまったのですが、3月のフェスタから始まり入門講座、学校別講師派遣のお手伝いなど、幅広い参加者と交流できました。
・オフィスワーク
→アンケートの集計やチラシ作りなどの単純作業もあれば、電話で委託販売のお願いをする高度な仕事もあり、DEARの職員とほぼ同じような仕事をしました。
・翻訳
→国際機関などが公表している難解な英語の資料を、わかりやすい日本語で翻訳する作業でかなり悪戦苦闘しました。でも終わらせたときの達成感は格別です。

③一番心に残っていること

国会議員のための「世界一大きな授業」に関われたことと、自分自身講師として「世界一大きな授業」をできたことです。
前者においては、たくさんのNGOの方々そして国会議員へ実際授業を行ったフリー・ザ・チルドレン・ジャパンの高校生との共同提言は、政府に対して大きなメッセージになったのではないかと現場にいて実感しました。余談にはなりますがNGOの方々は個性的な人が多くて、さまざまな刺激と激励をいただきました(森さんの紙芝居は今でも私の楽しい記憶の中にあります)!
国会議員のための「世界一大きな授業」2014 (c)JNNE
後者においては、八木さんと星さんに講師やってみれば?と一声かけられたことをきっかけに授業を主催し、初めて講師としてワークショップを行いました。正直なことを言うとこの日まで私は「これだけアシスタントとしてワークショップを見てきたのだから、自分もうまくファシリテートできるだろう」という自信があったのですが、案の定講師をやってみると進行役が難しいことがわかり、もっともっと実践経験を積みたいと今思っております。

④NGOへのイメージの変化

企業との違いという観点で一つ強く感じたことがあります。それはNGOに出入りする方々は、自分の利益になるからといった理由ではなく、純粋に人の助けになりたいあるいは何か自分ができることを世の中のためにしたいと、利他的に考えている人が本当に多いと感じたことです。こうした温かい人々の気持ちから形成される強固なネットワークがNGOの活動を強く支えていることは言うまでもありません。私自身そのネットワークの一員に入れたことを誇りに思っております。

⑤今後のDEARに励ましや提言

DEARが持つパワー・シナジーは本当にすごいと思います!これからもさらに発信力を強めて、頑張ってください!応援しています!

⑥インターンを終えて

「やって良かった」の一言に尽きると思います。いろんな人との出会い、仕事を通じた新しい発見と自己成長、普段の学生生活では味わえない経験などなどすべてにおいて、DEARでの日々は私の貴重な財産になりました。これから未来を切り開くにあたって、この糧をしっかりと活かしていきたいと思います。

⑦最後に

DEAR及び全国にあるさまざまなNGOの門戸は常に問題意識を持って行動に移したい人には開かれており、それは年齢、性別、人種そして価値観に関係なく全ての人において等しくあります。もし開発教育や国際問題などに興味があり、NGOの活動に携わりたいと考えている方々がいらっしゃいましたら、是非DEARのオフィスに足を運んでみてください。ここでの経験はそのような方々にとって、プラスであることは間違いありません。私自身そのように考えております。
教材体験フェスタ(2015.3)の打ち上げ 後列右端がMr.鈴木

本当に今までありがとうございました!
(報告:鈴木友也)

※DEAR事務局でのボランティアやインターンに関心のある方はこちらのページをお読みください。

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