ちょこっと裏話…「15人の15歳と語る!15年後の世界と日本」中学生事前学習について

国会議員と中学生が語り合うイベント、「15人の15歳と語る!15年後の世界と日本~SDGsを通じて、2030年の未来を考えよう!~」にて、立派な提案を行った中学生15人でしたが、このような提案に至るまで、本当にたくさんの意見が出ていました



例えば、ジェンダー格差のチームは元々「貧困と格差」というテーマで考えていました。経済的な貧困の連鎖のキーワードは「思考の格差」ではないかという意見も出ていました。また、相対的貧困と絶対的貧困についても色々な意見が出ていました。

様々な議論の末、「将来はバリバリ働きたいけど、なんで女性の管理職がこんなに少ないの?」「育児休暇をとる男性がこんなに少ないのは何で?」という彼ら、彼女らなりの疑問をもとに今回の提案に至りました。

「意識の革新」がこれからの男女平等な社会には必要であると結論付けた生徒たちでしたが、話し合いの中で、「そしたら、みんなの意識の革新はもう行われているの?」と投げかけると、男子陣から「いや」と正直な一言。笑ってしまいました。自分たちの意識の革新のためには何が必要か、まだまだ考えることは沢山ありますね!

教育チームも、UNESCOの世界寺子屋運動をお手本に…ということで当初は、「教育ボランティアの普及」という項目だけを挙げていました。


ただ、「え、じゃぁ、誰でも先生になっていいの?そしたら街中の人に声かけて明日からなってもらう事も出来るよね?」という先生の言葉に、「先生になる人は、誰でもいいわけじゃない」と気づき、考え、「教員育成の強化」というキーワードも入れることにしたようでした。

エネルギー・チームも「エネルギーの国境を無くす!」というキャッチ―な言葉は出て来たものの、この言葉を具体的に説明しようとしたところで悩んでいました。


「でも、これって一つのことだけでは実現できないよね」
「エネルギー消費量の格差がすごいあるってことを伝えたいよね」
「将来なくなるエネルギーの消費量の格差をなくすっていうのでは意味がないよね、やっぱ再生可能エネルギーでしょ」
など、議論を交わした末の今回の提案でした。

また、中学生のみんながどれだけ一生懸命、この質問・提案を考えていたかが伺える出来事がありました。

イベントの1週間ほど前、事前に国会議員の方々に質問・提案の内容を見せるといった際の第一声は「なんで、ずるい!」でした。不意を突いた質問・提案をしたいと考えていた彼ら、彼女らにとって、事前に質問・提案の内容が分かってしまう事は非常に残念なことだったようです。

ただ、事前に質問の分野などが分かった方が、国会議員の方々に真剣に応えてもらえると先生方が説明したところ、なんとか納得してもらえたようでした。

あとで聞いてみたところ、国会議員の方々に言いくるめられてしまうのではないかと心配だったとのこと。どれだけ生徒たちがこの質問・提案に対して真剣に取り組んできたかを物語る一場面であったと思います。

8月末から話し合いの様子を見ていましたが、お邪魔するたびに生徒たちの考えが深まっていて、毎回驚かされていました。

そして、率直な意見交換の場であったグループでの話し合いは、個人的にとても面白く、表に出すために綺麗に整えられていない意見の中に、沢山の可能性を見させてもらいました。これからもこのような学びの場を持ち続けてほしいなと思います。
(報告:藤田)

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