パナソニックKWN Global Summit 2017 その2

その1からの続きです
8月3日は、子どもたちをプライマリー(小学生)とセカンダリー(中学生以上)に分け、その中で6~8人程度のグループに分かれてグループワークを行いました。前日同様、各グループには留学生がグループリーダーや通訳サポートとして補助に入りました。

●母国や地域の良いところを写真で紹介

様々な写真で母国の良いところをグループメンバーに紹介しています
まずは全体共通で、各国の学校ごとに、母国や地域の良いところを紹介する写真をグループ内でメンバーに見せながら説明しました。家の近くの街並みや普段通っている学校、食事や伝統文化など、様々な特色を捉えた写真がたくさんありました。子どもたちは、初めて見る景色などに興味津々で見入って、お互いに質問などをしていました。

●フィールドトリップを写真で紹介

また、前日の午後に東京の街中をフィールドトリップした際に取った写真をグループ内で共有しました。

そこから、学校ごとに興味深い(面白い)と思った写真を5枚程度選び、どうしてそれを選んだのかなど、フィールドトリップの気付きや感想を共有し合いました。

●これからの地球に残したいものは?

次に、プライマリーの各グループは、「これからの地球に残したいものとは何か?」をテーマに、コラージュを作成するグループワークを行いました。

これからの理想の地球を考えるにあたって、食べ物や家族、友だち、学校、自然、工場、コンピューター、お金、武器、スポーツ、遊園地など、50枚の絵カードを「絶対必要」「あったら良いな」「必要ない」に分類していき、グループで地球に残したいものを20枚選びます。

20枚に絞り込むのはなかなか難しい作業で、留学生のグループリーダーがグループメンバーの意見を聞いて取りまとめながら、一枚ずつ吟味して絞り込んでいきます。そして、選んだ20枚を大きな世界地図に貼っていきます。

どのように世界地図に貼っていくのかを話し合いながら、みんなの合意のもと、わきあいあいと進めている姿が印象的でした。各国の写真や前日のフィールドトリップの写真も使いながら、グループごとに理想の地球社会が出来上がっていました。

実現したい社会とそのためにできることは?



セカンダリーの各グループは、「実現したい社会とそのためにできること」を考えるグループワークを行いました。未来社会に向けて何ができるかを話し合いました。

グループごとに、グループリーダーや語学サポートとして留学生たちが入り、グループワークを進め、子供たちの意見を取りまとめていきます。グループによっては、学校ごとに紹介しあった各国の写真や前日のフィールドトリップで得た気付きを盛り込んで考えたりするグループもありました。翌日に発表に備え、最終的に提言という形で一枚のワークシートにまとめ上げ、合意文書にグループのメンバーがサインしました。

完成したものがこちら!
世界各国の子どもたちが集まる中で、言語の壁やコミュニケーションの難しさを感じる場面も多々ありましたが、お互いを理解し合おうとしたり、アクティブラーニングを通じて積極的にワークショップに関わっていこうとする姿がとても印象的でした。今回の経験を経て、子どもたちが世界中で活躍していくこれからが楽しみです!
(報告:岩岡)

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