神奈川で環境学習担当スタッフを対象に研修会をやりました

こんにちは。DEARインターンの長澤です。

現在、大学院で国際教育政策を専攻しています。授業で国際援助に対する援助の意義について考える機会があり、開発教育協会が公正な持続可能な社会づくりに取り組んでいることを知りました。授業での学びと開発教育協会のビジョンが共通していると思い、5月からインターンをしています。

5月17日(金)、神奈川県環境科学センターにおいて、県・市町村環境学習研修を実施しました。この研修には神奈川県下で環境学習を担当している職員の方々18名が参加されました。ワークショップはDEARの伊藤がファシリテータを担当しました。

今回は、ワークショップを通じて環境学習に必要となる視点を考え、地域や身の回りの問題やリソースに気づき、地域活動につながる研修のコーディネーションに役立てたいということで、教材「パーム油のはなし」を使った研修の依頼をいただきました。


ワークショップに参加するのが初めてという方が多かったですが、積極的に参加してくださいました。

はじめに、商品のパッケージを用いたモノランゲージを行い、いかにパーム油が私たちの生活と関わっているか、ということを紹介しました。それから農園開発の関係者会議のロールプレイを行いました。この会議では、開発をどのように進めるかについて様々な意見やアイディアが次々と出されました。

開発会議の様子

後半のワークショップでは、地域に関する課題について意見を出し合うワークショップが行われ、高齢化、少子化、大量生産・大量消費、気候変動など様々な課題が出されました。

様々な地域課題が出されました

参加された方々からは、以下のような感想をいただきました。
  • 子どもたちと今日の話を共有すると共に、日ごろの生活から、成分表示など考えながら生活していきたいと思います。
  • 特に「利益」という観点から、簡単に環境破壊が行われていることを再認識する良い機会となった。
  • 立場や状況によって、見えてくるものや着眼点などが違うことに気づいた。
  • 貧困などの問題が環境への配慮に大きくかかわっているとワークショップを通して感じた。
最後に、持続可能な開発目標(SDGs)を紹介し、SDGsが農園開発や地域課題と結びついていることを改めて確認しました。

今回研修に参加してくださって職員の方々は、環境学習やワークショップや研修を実施する方たちということで、この研修を今後の環境教育に活かしていただけると嬉しいです!
(報告:長澤)

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