オンラインで!教材体験フェスタ2020を開催しました

2020年11月18日(水)、21日(土)、22日(日)に教材体験フェスタ2020を開催しました。

開発教育の新作教材や定番教材を体験できる、人気のイベント。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインで開催し、国内外から73名(関係者含む)の参加をいただき、楽しく学びの多い3日間となりました。参加者、講師、ボランティアの皆様、ありがとうございました!

参加者の感想を交えて、その模様をお届けします。


オンライン特別講座「田中治彦さんに聞いてみよう!SDGs時代の開発教育」

当会の理事である田中治彦さんに、開発教育の変遷やESD、SDGsとの関わりについてお話しいただきました。参加者からは、「昨今のSDGsの国内での盛り上がりについて、違和感や懸念していることは?」「中高生などが日常的にSDGsを考えるようにするにはどうしたらよい?先生自身がSDGsに興味を持てるようにするには?」といった質問も。

その後の交流会でも熱い議論や感想が交わされました。


<参加者の感想>
  • 開発教育やSDGsの歴史や成り立ちを知れて大変勉強になった。SDGsや開発教育において、過去から見て今はどのような段階なのかが分かった。これを踏まえて、自分なりの未来のビジョンを考えようと思った。
  • SDGsを原点から再考できた。SDGsを17のゴールはゴールだけど、(最終的な)ゴールではないということに気づけた。もっとディスカッションしたかった。
  • DEARの様々なセミナーなどに参加しながら、教員になった際に共に励まし切磋琢磨し合いながら開発教育の実践や改善をしていける仲間を作っていきたいと思った。
  • 開発教育の草創期が、まさに自分の小学生時代にあたり、その後の人生に大きく影響したことを思うと、やはり自分も開発教育に何かしら関わっていきたいと思いました。

朝のおめざめワーク&もぐもぐランチ交流会

参加者同士が気軽にお話しして交流する場をつくりたい!ということで、今回初めて企画しました。

朝のおめざめワークでは、リズムにのって体をほぐしたり、ジャンケンをしたり、世界の朝ごはんクイズで頭をほぐしたり。頭と体をほぐすことで自然と笑顔になるんですね〜。最後は「今日のフェスタを楽しむぞー!」「オー!」という掛け声で、元気よく1日のスタートを切りました!😃

世界のいろんな朝ごはん。中には見たことない食べ物も!どんな味がするんだろう〜?

もぐもぐランチ交流会は、お昼を食べながらだったり、食べ終わってからだったり、途中退出も自由で耳だけ参加するのもOK。「今日のランチはなんでしょう?」クイズをしたり、いろんな地域のおすすめ土産などの話で盛り上がりました!🍙

ワークショップ

週末2日間にわたって、8コマのワークショップを実施しました。
初めてオンラインでやってみる教材や、オンラインツールを使う場面もあり、講師もドキドキでしたが、参加者の参加に支えられ、対面と同じように、とても充実した時間を過ごすことができました!

ワークショップの様子はこちらからどうぞ。

ふりかえり会

教材体験を通して感じたことや考えたことなどを整理しました。今の自分の気持ち(うれしい?不安?おどろいた?など)で個人で振り返った後に、参加したプログラムに分かれて、時系列で振り返りました。
<参加者の声(一部抜粋)>
  • 気持ちと気づき、印象に残った場面を考えることで振り返りやすかったです。そこからまたあふれ出てくるものを丁寧に拾うことで、次につながっていくことが学びでした。
  • ふり返ることで、よりインプットが深まったと思います。
  • 十分に考えを議論する時間があってよかったです。
  • 「ふりかえり会」は参加して本当によかったです。得た情報や感じたことを学びにするための作業をすることは、一人よりも複数人でおこなう方がぜったいいいですね!

「初めてのzoom…たのしかった!」「オンラインだから参加できた」

教材体験フェスタは毎年東京で開催してきたのですが、実はたくさんの方から「他の地域でも開催してほしい!」という声をいただいていました。

今回オンラインで開催することで、東京以外の各地域や海外(アメリカ、マレーシア、ルワンダなど)からの参加者も増え、国内外のつながりが広がり時間を共に過ごすことができました!🌍

<参加者の声(一部抜粋)>
  • 初めてのZOOMで、ドキドキしながらの参加でしたが、いろいろな方と意見交換もできあっという間の2時間でした!
  • 初めてのリモート開催でした。リアル開催だと遠方、国外在住のため繋がれなかった参加者とも繋がれて良かった。
  • 地方在住なので、オンライン開催は有り難かったです。
  • 2日間、充実したラインナップ。気付きがたくさんあり、どの教材もすぐに欲しくなってしまいました。今日学んだことを活かしてワークショップ開催し知ってもらう機会を作っていけたらと思っています。
  • 対面で可能な社会状況になっても、是非オンラインでのイベントも企画していただきたいです。東京での開催には、なかなか参加できませんし、オンラインで様々な地域の方々と繋がれたことは貴重な体験でした。
オンラインでのイベント参加や開催は様々なハードルもありますが、参加者の皆さんの反応や感想からとてもニーズがあったことがわかりました。多様な参加を保障するためにも、DEARではできる限り今後もオンライン開催も続けていきたいと考えています。

フェスタの次は、皆さんお待ちかね!年に1回の最大イベント「d-lab2020(第38回開発教育全国研究集会)」を2021年2月にオンラインにて開催予定です。こちらもどうぞご注目&ご期待ください!(報告:岩岡)

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