高校でパーム油ワークショップ

こんにちは!ボランティアの逆瀬川愛貴子と申します。
ブログには2回目の登場です。12月15日(木)に、川崎市立橘高校の「国際科2学年国際理解スペシャルウィーク」のなかで、パーム油のワークショップを実施しましたので、その報告をします。

前回、グローバルフェスタでパーム油のワークショップをやらせていただき、「次回はもっと頑張る!」と意気込んでいましたが、その2回目が思いもよらぬはやさでやってきました。しかも、今度は高校生を相手にひとりで2時間の授業を担当するという内容で、当日までは不安でいっぱいでした。

ワークショップ中は思った程緊張しなかったので良かったのですが・・・国際科ということもあり生徒さんの議論のレベルの高さに驚きました。

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パーム油のロールプレイ

ロールプレイの説明(説明しているのが私です)
生徒さんたちは、今までも様々な形で南北問題や地球規模の問題について学んでいるようで、『フェアトレード』や『児童労働』といった単語がぽんぽん出てくるだけでなく、パーム油の問題解決については、「主婦や消費者の関心を促すために、生産現場の実態が分かるようなCMを昼ドラの間に流す」じことや、「企業は、商品の売り上げの一部を寄付として生産地に送る」、などのユニークな意見がたくさん出て、非常に盛り上がりました。

最後に広島工業大学附属高校(現なぎさ高校)の生徒が、修学旅行でマレーシアのサラワク州を訪れ、先住民族の家にホームステイするという内容のDVDを見ました。(「生命の森の修学旅行~17人のボルネオ密林体験」、2005年9月25日 テレビ朝日)

自分たちと同年代の高校生が実際に現地に行き、様々な体験を通して、サラワクで起こってる問題と向き合う様子が特に印象深かったようで、感想にもこの修学旅行のことが書かれていました。

<高校生の感想>
  • パーム油の問題は初めて知ったが、とても複雑だと思った。まずは身近な人にこのことを知らせたい。
  • 労働者の役をやってみて、とても悲しかった。もっと労働環境の改善などを出来ればよいと思う。
  • いろいろなものの犠牲の上で私たちの生活があると思った。だからもっと世界のことを学びたいと思う。
  • DVDの中で、歓迎の儀式として生きている豚を訪問者が刺すシーンが印象的だったが、現実にはそうやって様々な生命をいただいているのだと思った。
  • サラワクへの修学旅行は、私も行ってみたいと思った。
みなさん力のある優しい生徒さん達だったので、高校生のうちにできることを精一杯楽しんで、素敵な大人になってほしいと思います。私も負けないように頑張ります!

みなさまもよい年末年始をお過ごしください。
(逆瀬川 愛貴子/さかせがわ めいこ)

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