授業づくりサークル「原発事故をめぐる問題」その3

今後の授業計画
現在、本山さんは2学期後半の授業計画を考案中。
ウラン鉱山の労働者の問題や、原発労働者の問題、巨大企業のみが利益を得ている仕組み、お金がない自治体に原発ができるという構造など、取り上げたいテーマは色々あるそうですが、まずは世界のエネルギー消費について見ていこうと考えているようです。
そこで紹介されたのがリオプラス20の会議で、ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチ。

ムヒカ大統領のスピーチ(日本語版):
http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/

私も以前NGOの知り合いに勧められて読んだのですが、一国のリーダーがこのような考えを持っていることに感銘を受けました。

本山さんの今の課題は、このメッセージを中学3年生に対して、どのように分かりやすく伝えるかだそうです。

 参加者のアンケートから
  • 中学生がここまで考えて意見が言えると知り、小学校でもっとやろう!と思った。(小学校教員)
  • 実際に授業で使われた資料や、子どもたちの感想などもたくさんお示しいただき、原発をテーマにした授業の組み立てをリアルに知ることができました。「授業で取り上げにくい」という質問に対して「取り上げればいいのだ」と答えていらっしゃったのが印象的でした。
  • 原発のことや、それにつながる日本の問題について意識して授業をしてらっしゃる先生が大勢いらっしゃることを知って、安心しました。写真を多く用いたり、ポストイットに意見を書いて貼っていくのは良いですね。
  • 原発のことを子どもたちと考えようと考えて、とりくんでおられる方々、特に教員の方々がたくさんいることに勇気づけられました。
  • 答えの簡単に出ない課題・問いだからこそ、いろんな人と話し合う場、考える
東京の中学校で原発事故という福島の悲劇がどこまで語られているのだろうと疑問に思って参加した福島の商業高校の先生から「本山先生の話を聞いたり、生徒の感想文などを聞いて、素晴らしい実践をされていてとても安心しました。福島県の原発事故以後、様々なところで人間の分断があり、私も福島県で教壇に立って何を生徒に語ればいいか、何が語れるのかを様々悩んできました。放射線の安全など高度の専門事項に対して軽々しく語れるのかを悩みつつ、私自身わからないことはわからないと認めながら、生徒と一緒に考えてきたつもりです。この福島の悲劇が闇に消え去ることがないように、時間が経つにつれ変わっていく問題点を今後も追求しながら実践を重ねていこうという勇気をいただきました。」との感想をいただき、本山さんをはじめDEAR授業づくりサークルのメンバーもとても励まされました。

今回の講座参加者のなかにも、様々な角度から「原発をめぐる問題」の授業を実践している方が何人かいたため、来年度以降も同様のテーマで講座を開きたいと思います。

▼次回の授業づくりサークルは‥
11月17日(土)「先住民族・アイヌとESD-“シコツの500年”を体験する」
http://www.dear.or.jp/getinvolved/e121117.html
(宮崎)

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