授業作りサークル「水と地球と私たち」



9月26日(土)に、授業作りサークル3回目「水と地球と私たち」が行われました。

 中学校のベテラン先生、本山明さんの報告です。授業作りサークルは、DEARの会員の小、中学校の先生が授業作りの経験交流をするために立ち上がったグループで昨年から活動を始めています。本来は学校で実践した後、発表をしていただくのですが、今回は、本山さんはこれから実践します、とのこと。半年かけて収集した資料や情報をフル活用して、授業をしてくださいました。

 まずは、本山さんお得意のクイズ。地球上の水の何パーセントが実際に使えるか?(答え0.01%)人間の脳の何割が水か?(答え8割)というものから、味噌汁一杯を川に流して、元の純度に戻すには、風呂(200リットル)何杯分の水が必要か?(答え 8杯)、結構難しい。
 盛り上がったのは水の飲み比べ。参加者全員で、3種類の水を飲み比べました。東京都の浄水所でつくっている水道水を浄化した「東京水」をとてもおいしく感じた参加者が多かったのが、驚きでした。
 そして、人間が生活していける最低限の生活用水50リットル/1日で生活するためのシミュレーションはなかなか難しかったです。私たちは普段平均320リットルもの水をつかっているそうで、50リットルというと、お風呂は無理だし、料理も大変、シャワーは1分限定とか・・・。
 最後は様々な水に関する写真やデータを見せてもらいました。干上がった湖、雨乞いをする子ども、さらに、降水量が増えている地域と減っている地域の地図も興味深かったです。
 身体の60%が水である私たちの身体には水は不可欠です。全ての命に必要な水がビジネスになってしまうのは、やはり、おかしい。水道水を持ち歩こうと、改めて思いました。


浄水所にも生徒たちと行ったり、一つのことを一回調べ始めると、とまらなくなるという本山さん。その好奇心が生徒にも伝わるんでしょうね。参加者からも、1つの切り口からの広げ方が幅広く、面白かった、と感想が寄せられました。みなさん授業のヒントをたくさん得られたようです。


次回は11月7日(土)「地球の食卓」のワークショップを行います!是非、ご参加ください。


(中村)

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