1月7日から12日まで、西と中村は、バングラデシュに行ってきました。この企画はシャプラニールと、新宿の路上生活者を支援するスープの会と、DEARの三者共催の「ダッカと新宿の現場から考えるシリーズ」の一環としておこなわれた現場訪問です。ダッカに4年駐在していたシャプラニールの藤岡さんをリーダーに、スープの会の後藤さんも含めて7名でシャプラニールのパートナーNGOがおこなっている活動を主に見てきました。
ダッカでは、公務員住宅で家事使用人として働く少女たちやその雇い主に会い話を聞きました。少女たちは今まで家の中に入り実態が見えない存在でしたが、現地NGOが各家を廻り、雇われている少女の実態を調べ、1日に1時間、少女たちが勉強したり家事を学ぶ場を作りました。現在は30名近い少女たちが集まっています。少女たちはわずかな時間ですが、友だちに会えるのがうれしいようでした。多くは農村の貧しい家の子どもたち。半分は住み込みで5歳から15歳までの少女たちでした。
農村も訪れました。ダッカから車で5時間いったところからさらに船で1時間かけて中州に行き、最貧困層の女性たち、少女グループ、補習学校の子どもたちとも会ってきました。印象的だったのは、現地NGOがきめ細かく当事者たちを支援していること。その結果、経済的には厳しい状況ですが、どのグループにも自信に溢れた顔をしている人が多かったです。ダッカのシャプラニールのスタッフたちとも感じたことを共有できました。
ふりかえりの中で、都市への移動、広がる国内の格差、同じ境遇の仲間、家族以外の帰る場所、教育の機会、など貧困にまつわるさまざまなキーワードが出てきました。初めてのバングラデシュでしたが、農村部の豊かな水と緑、都市の喧騒や混沌、そして人々の人懐っこい笑顔、どれもが心に
深く残っています。2月11日には現場訪問の報告と、さらに、貧困を越えるつながりについてみんなで考えるワークをします。ぜひお越しください!
「ダッカと新宿の現場から考えるシリーズ
現場訪問報告とワークショップ~新たなつながりを考える」 の詳細はこちら
http://www.shaplaneer.org/event/workshop2010.html
(中村)
ダッカでは、公務員住宅で家事使用人として働く少女たちやその雇い主に会い話を聞きました。少女たちは今まで家の中に入り実態が見えない存在でしたが、現地NGOが各家を廻り、雇われている少女の実態を調べ、1日に1時間、少女たちが勉強したり家事を学ぶ場を作りました。現在は30名近い少女たちが集まっています。少女たちはわずかな時間ですが、友だちに会えるのがうれしいようでした。多くは農村の貧しい家の子どもたち。半分は住み込みで5歳から15歳までの少女たちでした。
家事使用人として働く子どもたち |
雇い主やNGOスタッフに話を聞く |
自分の意見をはっきりと伝える「少女グループ」の少女たち |
深く残っています。2月11日には現場訪問の報告と、さらに、貧困を越えるつながりについてみんなで考えるワークをします。ぜひお越しください!
「ダッカと新宿の現場から考えるシリーズ
現場訪問報告とワークショップ~新たなつながりを考える」 の詳細はこちら
http://www.shaplaneer.org/event/workshop2010.html
(中村)
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