「東南アジア青年の船」ワークショップ

初めまして。11月からインターンをしている加藤優子です。
大学では開発教育を専門に勉強していますが、まだまだ初心者なのでDEARでのインターンを通してますます開発教育について詳しくなっていきたいと思います!

さて、2日(水)に、「国立オリンピック記念青少年総合センター」(通称:オリセン)にて「東南アジア青年の船」参加者のASEAN諸国のみなさんと「貿易ゲーム」を行い、アシスタントとして参加して来ました。「貿易ゲーム」は開発教育を代表するワークショップのひとつですが、今回はアイスブレイキングも含め、一部始終を英語で行ったことが特色です。

アイスブレイキングでは、身長の高さや誕生月、小指の長さの順番に並ぶアクティビティをやりました。話してはならないというルールの中で、みなさんチームワークを発揮していました。


「貿易ゲーム」はA~Gまでの7つのグループに分かれて行いました。
Aのグループにはたくさんの紙やハサミなどが提供されていたのに対し、Gのグループにはくしゃくしゃな紙と折れた鉛筆1本という極めて不平等の中から開始されるこのゲーム。初めのうちは、戸惑っていたグループも、「何か情報はない?」などと積極的に関わって来ました。さすが、「青年の船」に乗っているみなさん。各グループの大統領役をはじめとして、道具に恵まれている国と交渉して貸し借りをしたり、貧しいグループ同士で協力し合ったりと工夫していました。
 
今回は、貧しいグループに対して、NGO役が折り紙を提供し、何か作品を折れば100ドルで買い取るという制度を実施。各グループ、定番の鶴からとても凝っている船などを折り、届けられる作品のクオリティに驚きました。
 
会場は終始熱気に包まれ、振り返りでは、世界の格差について、それぞれが優越感や不満などを身を持って体験した様子がうかがえました。
 
ワークショップ後に、参加者は横浜から「青年の船」の乗り、東南アジアへ出港したそうです。充実した日々が送れるよう、願っています。
(加藤)

コメント

  1. 貿易ゲーム。。。

    何度か「立場をかえて」やりましたが、
    グループの立場(条件)が変わることによって、
    自分の感情や行動も大きく変わることが露骨に?
    わかって、印象深かった思い出があります。

    もちろん、製作者の意図した?この世界の
    不平等や情報や経済などの交流などの仕組み
    などもよくわかりましたが、自分自身の変化や
    思ってもみなかった心理(例えば、「持てる国」
    に対する消えない敵意や、逆に、持てる国の位置
    を保持しながら相手の感情を和らげるために
    「援助」しようとすることなどの心理なども)
    感じて、けっこう深い心理テスト?みたいにも
    思えました。

    「青年の船」には乗り損ねたので、「老年の船」
    とかが出航するようでしたら、乗船し、まだ見ぬ
    海の向こうの「常世の国」に「平成ポンポコ」みたいに
    渡海したいものです。

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