『もっと話そう!原発とエネルギーのこと』エピソード

DEARではこの2月に、会員限定(非売品)で教材の卵『もっと話そう!原発とエネルギーのこと』を発行しました。ひとまず会員の方に投げかけて、ご意見や実践レポートなどをいただきながら、夏ごろには正式な教材として発行できたらと考えているものです。
(現段階でもけっこう完成度が高いのでは‥と思ってもいるのですが)

12の参加型学習のプログラムを収めています
今回は、わたし(八木)が担当したアクティビティ5「わたしの気持ち~ゆうだい君の手紙」について、制作した思いなどを書いてみます。

▼素材「ゆうだい君の手紙」について

この手紙は「毎日小学生新聞」に投書された手紙です。
反響が大きく、ある意味「有名」になった手紙なので、みなさまの中に既にご存じの方もいらっしゃると思います。

本やウェブに掲載された活字のものは、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ぜひ、皆さまには誌面にのった形でお届けしたいと思い、毎日小学生新聞に問い合わせたところ、快くデータをご提供くださいました。

グラフや、届いた手紙の画像も入っています。
教室でのご利用についてはコピーして配布していただいて構いません。

この素材をどう使うか?

この手紙はDEARの事務局でも、話題になりました。

読む側の立場や、いつ読むか、によって抱く気持ちや意見にかなりの幅がでる手紙です。それだけに「もっと話す」ための「きっかけ」や「教材」にぴったりな素材だという匂いがしていました。

また、事故から1年経っても(おそらくもうしばらくは)、手紙で意見されていることは、古びることなく議論に耐えうる内容だと思われました。

今回、『もっと話そう!』に掲載するにあたっては、最もシンプルな「わたしの気持ち」という手法で提案してみました。が、これ以外にも、話し合いの糸口として、ディスカッションの素材として、応用ができそうです。

どう活用しますか?

すでに授業で活用された方も何人かいらっしゃるのではないかと思っているのですが、いかがでしょうか?
  • 授業で(プログラムで)、この手紙をどう使ったか。
  • これから授業(プログラム)をやるとしたら、この手紙をどう使いたいか。
  • 発展や応用で、どのような展開ができそうか。
というようなことを、ご報告やご提案の形で、DEARに送っていただけると嬉しいです。
E-mail: main#dear.or.jp(#を@に変換してください)

今後も、制作を担当したスタッフから、時々、このような形で制作エピソードをアップしていきたいと思います。
(八木)

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