第9回「国際成人教育協議会世界会議(WA)」 レポートその1

こんにちは。DEAR評議員の近藤牧子です。

EFA、MDGsの約束の年である2015年も、半分まで来てしまいました。
事務局長の中村さんによる、「世界教育フォーラム(WEF)」のレポートに引き続きまして、第9回「国際成人教育協議会世界会議」のレポートをさせていただきます。

想いが先走りがちな私ですが、スタッフ八木さんががっちりと報告の体裁サポートをしてくださるとのことなので、安心してご報告します。

来る2015年6月11日(木)から14日(日)まで、カナダのモントリオールにて、国際成人教育協議会(International Council of Adult Education, 以下、ICAE(イカエ))の第9回「世界会議(World Assembly Ⅸ、以下、WA)」が開催されます。

ICAEは、1973年に設立された市民組織(Civil Society, 以下CS)です。
「ICAEは、成人学習者、成人教育者とその団体、また成人学習を民衆が状況をよく知らされるような参加(informed participation)を実現する方法として促進しようとする人たちのグローバルパートナーシップである」(IIALA Ⅶ 配布資料より)

名誉会長は、ブラジルの民衆教育者、パウロ・フレイレとタンザニア初代大統領のジュリウス・ニエレレなのです(!!!)。

私は、2013年9月にICAEの研修事業である、成人学習とアドボカシーの国際アカデミー(IAALA、International Academy of  Adult Learning and Advocacy)の7期生として、ヨルダンのマダバ にて2週間研修を受けました。この研修は応募者の中から、地理的、ジェンダー、社会階層バランスをふまえて20名ほどセレクションされます。

申し込み用紙の一つには、「過去5年間、あなたが経験したアドボカシー活動をローカル、地理、グローバルレベルのものすべて書いてください。その結果も書いてください」という欄がありました。推薦状も必要な、留学並みの書類の準備が必要でした。

私が参加できたのは、2期生であり、成人教育の国際的動向を追い続けている法政大学の荒井容子先生の推薦状に加えて、まったくの幸運だったと思います。

今回のWAは、IIALAの1期生から8期生が集う場として、IIALA履修生による会議準備もされてきています。

正直なところ、ここ1ヶ月間はWA関連のメールが世界中から飛び交い、内容を追うだけでも精一杯です。いや、追えているのかはなはだ疑問です。

その中でも、7期で私と一緒に学んだメキシコのカルメンとウルグアイのキャロリーナから提案がありました。
お気に入りの実践写真と説明文を一言つけて送って!ひとつよ!ひとつ!その写真をWAでうまく使いたいと思います。すぐにね!

すると世界中から学習者たちのすてきな写真が寄せられ始めました
私からは、昨年のDEAR評議員会での”STAND UP!”の写真と子育て期にある女性による実践の写真を送りました。すぐに「牧子、おもしろい写真だわ!」「すてき!WA来るのね?」というコメントをいただきました。

世界中の成人教育実践の写真を以下にお見せします!

ウガンダより literacy learning - the core of learning 識字学習
ウガンダより literacy learning - the core of learning 識字学習
ウルグアイより その1
ウルグアイより その2
日本より Stand up ! Take actions for MDG's ! 
日本より  母親たちによる母親たちへの読み聞かせ会の開催
ソマリア Vote for Education 教育に投票
パレスチナ Together we can do more いっしょならもっとできる
アルゼンチンより
パキスタン education and health of Gypsies ジプシー(ロマ)の教育と健康
インドより 識字者となった女性ハリ・バイさんが、今や女性の労働者たちによる計測活動のスーパーバイズをしています。
インドより 成人教育の女性のあつまりで、楽しい時間をすごしてます。歌ってます!
エジプトより その1
エジプトより その2
次回は、WAのプログラムと分科会テーマ、開催地モントリオールについて報告いたします。お楽しみに!
(報告:近藤牧子)

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