「ソーシャル・アクション クラス」第3回レポート

こんにちは。事務局スタッフの八木です。
10月から始まったこの「ソーシャル・アクション クラス~自分をソーシャルにする!開発教育ワークショップ~」も、あっという間に3回目となりました。今回から、いよいよグループに分かれて「作戦会議」に取りかかります。

まずは、前回決めた担当者の小山内さん&鈴木さんによるアイスブレイキング。全員で円になり、手をつなぎます。ファシリテーターが「チョキ」を出したら右手は握って、左手は逃げる!という、左右の手で違う動きをしなくてはならないゲーム。左手を掴まれてしまった人は、輪から抜けねばなりません‥。途中、ファシリテーターが不意をつく動きや小話を繰り出し、みんなを翻弄。混乱したけど、おもしろかった!

今回は、冒頭に前回に出た2つの宿題をグループで共有しました。
  1. 周囲の人々に趣味(や社会問題に対して行動している人には、その社会問題)について、その活動をはじめたきっかけと今も続けている理由をインタビューすること。
  2. 関心のあるテーマについて活動している団体や個人、活動の例。
趣味や何かの行動が続く理由には、「無理がない」「好きだから」「仲間がいるから」「担う人が少ないから」「ほめられたから」など、さまざまな事柄が見えてきました。


そして、とてもたくさんの団体や個人、活動の例が持ち寄られました。事例を聞いているだけでも「そんな取り組みがあるんだ」「へぇ~」と思うモノがたくさん。それぞれの団体や活動には、いろんな側面・要素がありますが、今回は持ちよった人が「その団体や活動の、どんなところに共感するか」を話しながら、以下の4分類に分けてみました。
  1. 支援系アクション
  2. 「しくみ」を変える系アクション
  3. コミュニティをつくる系アクション
  4. 自分をソーシャルにする系アクション
持ちよった団体・活動を「どんなところに共感するか」で分けてみる
「作戦会議」に取りかかる前に、コーディネーターの私たちが、これまでにやったことのあるアクションの事例をぱぱっと紹介しました。例えば‥

マイ水筒を持ちあるき、周りの人に見えるところにどーんと置く(波及効果あり)。
カジュアルに社会問題について話し合うカフェ・イベントを企画
オフグリッドの家を自分たちで建ててしまうプロジェクトに参加
社会課題を発信する路上パフォーマンスを実施
FBなどのSNSで知ってほしい話題をシェア
行ってみたい場所にイベントやゼミ調査を名目にイベント化して行ってしまう。
また、おすすめ動画もご紹介しました。


知ってほしいテーマや伝えたいメッセージを動画にしたり、面白い動画を見つけたらSNSなどで共有するのも一案ですね。

さて、残りの時間はグループごとに具体的なアクション・プランを考える「作戦会議」です。「ミニ・アクションOK」「(複数アクション)同時並行OK」として、やりたいこと、アイデアを出し合いました。

そして、あっという間に終了時間。続きは各グループで連絡を取り合い、検討することになりました。その後、寄せられた感想を2つご紹介します(真逆な感想となりました)。
  • これまでアクションを起こすとなると大掛かりな印象でした。しかし、水筒キャンペーン等、普段の生活を少し変えるだけでもアクションになると気付きました。紹介していただいたアクションの中で、動画が一番インパクトがありました。ストーリーがあり感情移入しやすく、わかりやすいからです。ただその分、間違った誘導をしてしまう可能性もあると思います。受け手は、ただ情報に流されるのではなく、作り手の気持ちを考えると、真意が見えてくるのではないかと考えました。
  • それぞれが探してきた団体や活動の発表を通じて多くの人が社会活動に興味を持ち、それぞれの想いを実現させるために行動されているんだなと学ばせていただきました。そのイメージがあるためか、「アクション」をとても大きなことと捉えてしまっている自分がいます。
次回は、グループ毎に進捗を報告し、さらにプランを検討します。
(報告:八木)

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