BLDC in ベトナム 第1日目レポート

シンチャオ!事務局スタッフの星です。
わたしは現在、ベトナム、ホーチミン・シティに来ています。17日からASPBAE(アジア南太平洋基礎成人教育協議会)が主催するBLDC(Basic Leadership Development Course/基礎リーダシップ育成コース)が開かれており、星は参加者、代表の上條が講師(co-organizer)として参加しています。一週間のプログラムの初日の様子をレポートします。

BLDCの詳細はこちら(PDF)
http://www.aspbae.org/userfiles/aug15/BLDC_2015_Brochure.pdf

参加者は34人で16の国から来ています。
日本からは私と上條の2人です。インド、ネパール、アフガニスタン、キルギス、タジキスタン、パキスタン、モンゴル、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、フィリピン、東ティモール、ニュージーランド、オーストラリア、フィジーから成人教育や生涯教育に携わる実践者が集合しました。
年齢も22~66歳とバラエティーに富んでいます。

16か国、34人の参加者たち
今日はセミナーの初日だったので参加者をお互いに知るアクティビティが多く、国や文化、その国の人々の紹介と自分自身について話をする時間がありました。

フィリピンからの参加者で、9人の子どもがいる66歳の方は「私は今でも学習者なのよ」と自分のことを言っていたのが印象的でした。

私のルームメイトはモルディブ出身ですが、アメリカで育ち、5年前からオーストラリアに住んでおり、現在は成人教育の団体のスタッフをしています。

こんなにも面白いバックグラウンドを持つ実践者たちが集まる会がどんな風に進んでいくか、とても楽しみです。

自己紹介のあと、5~6人のグループに分かれて、セミナーについての「Hope=望むこと」と「Fears=心配事」を話し合いました。私のグループは女性5人で、全員20代の最年少グループでした。

私たちの心配事は「Less experience=経験の少なさ」でした。
インド出身の人が提案したテーマで、他の人たちも頷いていて、「若いから経験が少ない」と言っていました。
私は、「経験が少ないと決めつけるのではなく、何がみんなと共有できる自分の経験なのかについて考えることができるのではないか?」と提案しました。

昨年、ASPBAEの50周年を祝うFestival of Learning(フェスティバル・オブ・ラーニング)に参加した際の私は、同じように経験のなさを心配していました。しかし、いろいろな人の話や実践を聞くことで、自分にも同じような経験やそこからの学びがあることに気がつきました。
きっと、今回のセミナーでも同じように学び合えると思います。

私たちのグループは、実践や知識、意見の交換とユースリーダーとしての自己の育成を望むとともに、経験の少なさをポジティブに考え、自分の体験をふりかえり、整理することを期待するという意見にまとまり、全体で発表しました。

明日も、もっとたくさんの人たちと話して、交流しようと思います!


写真は夕飯のあとに夜の街へ繰り出した際の一枚。
ホーチミンの銅像は今年の5月に彼の生誕125周年を祝って新しく設置されたそうです。

明日は、地元の教育機関であるコミュニティー教育センターの見学へ行ってくる予定です!
(報告:星)

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