こんにちは。ソーシャル・アクション・クラスのコーディネーターの阿部です。
10月13日(木)に「ソーシャル・アクションクラス~自分をソーシャルにする!開発教育ワークショップ~」の第3回目を行いました。
▼アイスブレーキング
まず、ななさんとななみさんによるアイスブレーキング「パスゲーム」。2チームに分かれて小さなボードをパスしていきます。1周終わったところで、「体の同じ部位を使わないで5周してください。早く終わった方が勝ちです!」とアナウンス。手渡しができなくなったので、肘を使ったり、股の間に挟んだり、工夫して無事5周終了。参加者はみなエキサイトしてチームの一体感が高まり、まさにアイスをブレイクしていました。
▼宿題の共有
続いて、前回の宿題「身近な人にどんなアクションに取り組んでいるか、アクションのきっかけは何かをインタビューする」を4人のグループで共有しました。
私のグループでは、アクティブな職場の先輩にインタビューした方の話が印象的でした。その先輩は、八ヶ岳での自然保護教室や、原発に関する自主映画上映会などを開催しているそうです。アクションのきっかけは「自分の関心のあることをやらないと後悔するし、つらい思いが残る。やってみると楽しいからやっている」とのこと。
話を聞いた方も「自分はめんどくさがり屋でなかなか行動できない。自分のアクションの動機をきちんと説明できる先輩はすごい。私も関心があることを具体的に行動していきたい」と強いインパクトを受けたようでした。
▼レクチャー「アクションするのはどんなとき?」
そして、コーディネーターの鈴木洋一さん(Wake Up Japan)によるレクチャー「人がソーシャルアクションするのはどんなとき?自分たちは?」を聞き、他者や自分の行動や動機を分析することでソーシャルアクションをどうやって起こせるのか、広げられるのかを考えました。
鈴木さんから質問が続きます。
「あなたはあなたの力で社会を変えることができると思いますか?」
「あなたは社会の中で、ご自身が社会の一員だと思いますか?」
参加者からパラパラと手が上がります。
「社会を変えるために必要なものは何だと思いますか?」に対しては、「根気」「お金」「仲間」「共感」「愛」など様々なキーワードが出てきました。
次に、社会問題って何かを考えました。鈴木さんは語ります。世界の貧困も国内の雇用問題もすべて社会問題です。社会は人の集まりなので、社会変革とは「社会を構成する人々の認識、価値観、行動を変えること」なのです。マンデラもキング牧師もガンジーも、デモや署名などを通じて人々の認識、価値観を変え、社会を変えていきました。
各国の若者(13~29歳)の意識調査をみると「私の参加により社会現象が少し変えられるかもしれない」と考える日本の若者の割合は、7か国中最も低くなっています。もっと若者の行動を促す具体的な政策が求められています。
続いて、社会の変え方に話は移ります。活動を広げるために、より多くの人々が参加できるよう問題を認識し、共感できる環境が必要です。その前提には、自分たちが行動することで社会が変わるという成功体験が不可欠なのです。成功体験を得るにはストーリーテリング(語り)やコミュニティとのかかわりが重要です。そして自分がなぜ行動するのかを振り返ってみてください。人間は感情的な生き物なので、呼びかけている人の思いで動きます。他人事をどう自分事に変えていくかを考えてみてください。
最後に、アメリカの社会活動家リサ・シャノンの言葉が印象的でした。「他の人の考え方や行動、社会の通念はすぐに変えることができない。でも、自分自身の認識、価値観、そして、行動はコントロールできる」
アクションの背景をわかりやすく伝えていただき、これから具体的なアクションの計画を立てる際に多くのヒントが得られたのではないでしょうか。
▼私のソーシャルアクション物語
今度は、鈴木さんのレクチャーを受けて「私のソーシャルアクション物語メモ」と題して、取り組んでいる(あるいは、取り組んだことのある)ソーシャルアクションのきっかけと原体験を各自で振り返り、グループで共有しました。
私のグループでは、イギリスに留学したことがきっかけでイギリス人と日本人との共通性に気づくとともに、外国人との境界線に気づき、帰国後、日本語ボランティアに取り組み、さらには障がい者とのバリアを無くす活動にも興味を持っている方のお話しが興味深かったです。私も自分のアクションのルーツを初心に帰って改めて振り返ることができました。
最後に次回までの宿題としてインタビュー「何か継続してやっていること、その理由」が出ました。またアンケートで今日の振り返りと次回から取り組んでみたいアクションのテーマを書いて、終了しました。次回から皆さんがどんなテーマのアクションに取り組むか楽しみです。
(報告:阿部秀樹)
10月13日(木)に「ソーシャル・アクションクラス~自分をソーシャルにする!開発教育ワークショップ~」の第3回目を行いました。
▼アイスブレーキング
まず、ななさんとななみさんによるアイスブレーキング「パスゲーム」。2チームに分かれて小さなボードをパスしていきます。1周終わったところで、「体の同じ部位を使わないで5周してください。早く終わった方が勝ちです!」とアナウンス。手渡しができなくなったので、肘を使ったり、股の間に挟んだり、工夫して無事5周終了。参加者はみなエキサイトしてチームの一体感が高まり、まさにアイスをブレイクしていました。
とっても楽しいゲームでした! |
続いて、前回の宿題「身近な人にどんなアクションに取り組んでいるか、アクションのきっかけは何かをインタビューする」を4人のグループで共有しました。
私のグループでは、アクティブな職場の先輩にインタビューした方の話が印象的でした。その先輩は、八ヶ岳での自然保護教室や、原発に関する自主映画上映会などを開催しているそうです。アクションのきっかけは「自分の関心のあることをやらないと後悔するし、つらい思いが残る。やってみると楽しいからやっている」とのこと。
話を聞いた方も「自分はめんどくさがり屋でなかなか行動できない。自分のアクションの動機をきちんと説明できる先輩はすごい。私も関心があることを具体的に行動していきたい」と強いインパクトを受けたようでした。
▼レクチャー「アクションするのはどんなとき?」
そして、コーディネーターの鈴木洋一さん(Wake Up Japan)によるレクチャー「人がソーシャルアクションするのはどんなとき?自分たちは?」を聞き、他者や自分の行動や動機を分析することでソーシャルアクションをどうやって起こせるのか、広げられるのかを考えました。
鈴木さんから質問が続きます。
「あなたはあなたの力で社会を変えることができると思いますか?」
「あなたは社会の中で、ご自身が社会の一員だと思いますか?」
参加者からパラパラと手が上がります。
「社会を変えるために必要なものは何だと思いますか?」に対しては、「根気」「お金」「仲間」「共感」「愛」など様々なキーワードが出てきました。
「あなたはあなたの力で社会を変えることができると思いますか?」 |
各国の若者(13~29歳)の意識調査をみると「私の参加により社会現象が少し変えられるかもしれない」と考える日本の若者の割合は、7か国中最も低くなっています。もっと若者の行動を促す具体的な政策が求められています。
鈴木さんによるレクチャー |
最後に、アメリカの社会活動家リサ・シャノンの言葉が印象的でした。「他の人の考え方や行動、社会の通念はすぐに変えることができない。でも、自分自身の認識、価値観、そして、行動はコントロールできる」
アクションの背景をわかりやすく伝えていただき、これから具体的なアクションの計画を立てる際に多くのヒントが得られたのではないでしょうか。
▼私のソーシャルアクション物語
今度は、鈴木さんのレクチャーを受けて「私のソーシャルアクション物語メモ」と題して、取り組んでいる(あるいは、取り組んだことのある)ソーシャルアクションのきっかけと原体験を各自で振り返り、グループで共有しました。
私のグループでは、イギリスに留学したことがきっかけでイギリス人と日本人との共通性に気づくとともに、外国人との境界線に気づき、帰国後、日本語ボランティアに取り組み、さらには障がい者とのバリアを無くす活動にも興味を持っている方のお話しが興味深かったです。私も自分のアクションのルーツを初心に帰って改めて振り返ることができました。
右奥の青いシャツが筆者の阿部さんです |
(報告:阿部秀樹)
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