9月6日(水)、女子中高生(メンティ、以降ガールズと記載)35名と、アメリカ国務省人物交流プログラム及びTOMODACHI Programの卒業生である社会人・大学院生(メンター)20名を対象に、アメリカ大使館主催のGirls Unlimited Program(ガールズ・アンリミテッド・プログラム)の第1回目のセッションが実施されました。
このプログラムは、全6回の構成であり、ガールズが自分自身を知り、夢やゴールを見出し、リーダーシップを身につけることができるよう応援するプログラムです。モデレーターとして東京家政大学准教授の並木有希先生をお招きし、DEAR事務局の伊藤、中村、八木がプログラムを運営しております。
第1回目のセッションでは、まず、アメリカ大使館広報文化交流公使のマルゴ・キャリントン氏からご挨拶をいただき、続いて宇宙飛行士の山崎直子氏にご講演いただきました。さらに、後半は7人程度のグループに分かれてワークショップを行いました。その様子を順番にご紹介させていただきます。
まず初めにマルゴ・キャリントン氏からご挨拶がありました。プログラムへの参加の感謝や留学支援制度の紹介があり、最後はガールズへのエールで締めくくられました。
アメリカ大使館広報文化交流公使のマルゴ・キャリントン氏 |
「Discover Yourself(探索)」をキーワードに、幼少期から現在に至るまでのお話をしてくださいました。「宇宙開発は地球を知ることであり、ひいては自分を知ることである」という宇宙飛行士ご経験者ならではの視点で、どのように自分を知り、これまでの人生を歩まれてきたのかをお話をいただきました。
「最初の一歩は大変だけれど、踏み出すことは素晴らしいこと!すごいこと!」という言葉に、ガールズたちは目を輝かせ、メンターはうなずいていました。
また、宇宙飛行士訓練に11年を費やしたというお話にはガールズ・メンター共に驚き、継続すること・諦めないことの大切さを教えていただきました。さらに「国際人とは自分の軸・意見を持って他人と協力できる人」ということをご自身のご経験を交えてお話しいただき、世界で活躍したいと考えている多くのガールズやメンターにとって、どのような自分になりたいかと考えるきっかけにもなりました。
講演の様子はYoutubeでご覧いただけます!
ご講演の後、グループごとに感想や質問を付箋に書き出して共有しました。「その質問、私もしたかった!」「そしたらこんなことも気になるね!」と、共通点を見つけたり、さらに深い質問を考えたりしました。この間、山崎直子氏も各グループを回って、ガールズたちに声かけをしてくださいました。
山崎さんへの質問、もっと聞きたいことがどんどん出てきます。 |
各グループのグループワークの後、代表的な質問を山崎直子氏にさせていただきました。「11年間訓練を頑張ることができた秘訣はなんですか?」という質問には、「何十回も選ばれずに泣いた。行けなくても訓練の一つひとつを楽しんじゃうことが秘訣!」というご回答で、山崎直子氏のような方でもたくさん泣いているのかと勇気をいただき、また高い壁にぶち当たったときは一つひとつを楽しむことを心がけようと、皆心に刻みました。
代表質問をする並木先生(右)と山崎さん |
講演後の興奮が冷めやらぬ中、「みんなの木」というグループワークを行いました。まず、個人で、葉っぱの形の紙にこのプログラムを通して達成したいことや挑戦したいことを記入し、次に、模造紙に書かれた木の周りに発表しながら貼り付けていきました。
グループみんなの名前を覚えるゲーム(盛り上がりました!) |
みんなの木 葉っぱに達成したいことやチャレンジしたいことを書きました |
▼シークレット・フレンズ
お互いの思いや目標をみんなの木で共有した後、このプログラムを通してずっと見守る相手(シークレット・フレンズ)を決めました。誰が誰のフレンズなのかは、最終回まで秘密です。お互いにお互いを観察する中でいい所をたくさん見つけて互いに成長の糧にしてほしいなと思います!
ガールズとメンターとの相乗効果がじわじわ |
(報告:岩合美樹子)
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