8月22日(水)、川崎市宮前市民館で開催された「Action! 9月1日問題」に、元職員の星さんと、入門講座タスクの田中浩平さんと、中村が講師として参加しました。
夏休みが明ける8月後半から9月1日にかけて子どもたちの自死が増えています。今回のイベントは、子どもの学校への行き渋りや長期休みを経験したお母さん達を中心に集まったグループ「パレット」と、川崎市教育委員会の主催で、「親も子どもも安心して参加できる場をつくること」を目的に開催されました。
「心がぎゅっとなった時に、学校でも家庭でもない第三の居場所があるとよいな」という思いが詰まった企画でした。
「フリースペースえんで行うようなワークショップをしてほしい」という依頼をいただきましたが、初めて会うメンバーが多い中で、どうしようかぎりぎりまで考えました。結局、集まった顔ぶれを見て、その場の雰囲気を大切にすることにしました。
●午前中のワークショップ
午前中は、小学校低学年~中学年、パレットメンバーの親子も含め、12人くらいが集まりました。会場にあった大きなブロックを工夫してできるだけ高く積み上げるゲームや、1つのブロックにみんなで乗ってみるゲーム、隠してあるパズルを集めて、絵を完成するゲームなどを通して、お互い徐々に打ち解けていきました。
無人島に行くために大切なものを選ぶゲームでは、「家族か友だちか」「スマホはいらないけどゲームは欲しい」「水は絶対必要」などの意見が出ました。
最後、5つに絞ったら、「家族」、「水」、「健康」、「火」、「のこぎりなどの道具」が残りました。
その後、自然に始まったハンカチ落としならぬ、地球儀落としでは、それぞれの子どもの後ろに地球儀が落とされ、みんながお互いの名前を覚えて遊びに熱中していました。同時に部屋の別の角にはお母さん達の輪ができて、お互いの気持ちや悩みを話していました。教育相談センターの方も入り、温かい雰囲気で情報共有がされていました。
●午後のワークショップ
午後は、小学校高学年~中学生の親子などやはり12人くらいが集まりました。
最初に、名前を覚えるゲームをしたり、2人組みで共通点を探したりしました。その後、ブロックを使ったゲームは、ブロックの完成図を見せて、指令塔だけがその絵を見て、指差しはせずに形をチームの仲間に伝え、ブロックを組み立てるゲームです。とても複雑な形だったのに子どもたちが、的確に指示を出す姿を見て、大人は驚いていました。
後半は午前中と同様、無人島に行くのに大切なものを選んだのですが、「友だち」カードで議論になりました。「家族がいれば友だちはいらない」「友だちはそんなにたくさんいらない」「無人島まで一緒に来てくれる友だちはそんなにいない」「無人島で活躍できる友だちがいいんじゃない?」。
さらに、「無人島で役に立つ情報が載っている本」が必要だという話になり、火は自分で起こして、水もろ過しよう、ということで「友だち」「自転車」「情報」「道具」「薬」ということになりました。
結局、大切なものってそんなにたくさんあるわけではないね、と話し、時折出てくる本音に、うなずいたり、笑ったりして盛り上がりました。
その後みんなで、教育相談センターの方の話を聞きました。「子どもたちには力があるから、それを支援するのが教育相談センターの仕事です」という話には、納得しました。一人ずつ感想を言い、「楽しかった」「また来たい」という声があがりました。
講師といっても、ほとんど一緒に遊んだだけでしたが、子どもたちにパワーをたくさんもらいました。夏休み、子どもも大人もホッとできる場が地域にいろいろあるとよいし、支援が必要な人も、支援をしたいと思っている人もたくさんいることがわかりました。そういうことを地域で企画できる大人たちも素敵だと思いました。
企画してくださったみなさま、来てくれたみなさま、ありがとうございました。(中村)
夏休みが明ける8月後半から9月1日にかけて子どもたちの自死が増えています。今回のイベントは、子どもの学校への行き渋りや長期休みを経験したお母さん達を中心に集まったグループ「パレット」と、川崎市教育委員会の主催で、「親も子どもも安心して参加できる場をつくること」を目的に開催されました。
「心がぎゅっとなった時に、学校でも家庭でもない第三の居場所があるとよいな」という思いが詰まった企画でした。
「フリースペースえんで行うようなワークショップをしてほしい」という依頼をいただきましたが、初めて会うメンバーが多い中で、どうしようかぎりぎりまで考えました。結局、集まった顔ぶれを見て、その場の雰囲気を大切にすることにしました。
●午前中のワークショップ
午前中は、小学校低学年~中学年、パレットメンバーの親子も含め、12人くらいが集まりました。会場にあった大きなブロックを工夫してできるだけ高く積み上げるゲームや、1つのブロックにみんなで乗ってみるゲーム、隠してあるパズルを集めて、絵を完成するゲームなどを通して、お互い徐々に打ち解けていきました。
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1つのブロックに乗れるかな |
無人島に行くために大切なものを選ぶゲームでは、「家族か友だちか」「スマホはいらないけどゲームは欲しい」「水は絶対必要」などの意見が出ました。
最後、5つに絞ったら、「家族」、「水」、「健康」、「火」、「のこぎりなどの道具」が残りました。
その後、自然に始まったハンカチ落としならぬ、地球儀落としでは、それぞれの子どもの後ろに地球儀が落とされ、みんながお互いの名前を覚えて遊びに熱中していました。同時に部屋の別の角にはお母さん達の輪ができて、お互いの気持ちや悩みを話していました。教育相談センターの方も入り、温かい雰囲気で情報共有がされていました。
●午後のワークショップ
午後は、小学校高学年~中学生の親子などやはり12人くらいが集まりました。
最初に、名前を覚えるゲームをしたり、2人組みで共通点を探したりしました。その後、ブロックを使ったゲームは、ブロックの完成図を見せて、指令塔だけがその絵を見て、指差しはせずに形をチームの仲間に伝え、ブロックを組み立てるゲームです。とても複雑な形だったのに子どもたちが、的確に指示を出す姿を見て、大人は驚いていました。
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指示通りに並べられたブロック |
後半は午前中と同様、無人島に行くのに大切なものを選んだのですが、「友だち」カードで議論になりました。「家族がいれば友だちはいらない」「友だちはそんなにたくさんいらない」「無人島まで一緒に来てくれる友だちはそんなにいない」「無人島で活躍できる友だちがいいんじゃない?」。
さらに、「無人島で役に立つ情報が載っている本」が必要だという話になり、火は自分で起こして、水もろ過しよう、ということで「友だち」「自転車」「情報」「道具」「薬」ということになりました。
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無人島に行くのに、何を持って行く? |
結局、大切なものってそんなにたくさんあるわけではないね、と話し、時折出てくる本音に、うなずいたり、笑ったりして盛り上がりました。
その後みんなで、教育相談センターの方の話を聞きました。「子どもたちには力があるから、それを支援するのが教育相談センターの仕事です」という話には、納得しました。一人ずつ感想を言い、「楽しかった」「また来たい」という声があがりました。
講師といっても、ほとんど一緒に遊んだだけでしたが、子どもたちにパワーをたくさんもらいました。夏休み、子どもも大人もホッとできる場が地域にいろいろあるとよいし、支援が必要な人も、支援をしたいと思っている人もたくさんいることがわかりました。そういうことを地域で企画できる大人たちも素敵だと思いました。
企画してくださったみなさま、来てくれたみなさま、ありがとうございました。(中村)
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