ロンドン研修レポート その1 ロンドン大学DERCより

こんにちは。スタッフの伊藤です。
外務省主催のNGO海外スタディープログラムにて、9月10日から10月25日まで、イギリス・ロンドンにて研修をしています。

タワーブリッジ

研修先は、ロンドン大学(University Colleague London)内のInstitute of Education付けのセンターで、Development Education Research Centre(DERC)という所になります。センターでは、研究を中心に、開発教育を推進する役目を担っています。イギリスでは、開発教育を「global education(グローバル教育)」、「global learning(グローバル学習)」、「global citizenship(グローバル・シティズンシップ/地球市民)」と呼ぶのが一般的です。

※こちらもどうぞ「開発教育かグローバル教育/学習か?」
https://dearstaff.blogspot.com/2012/10/blog-post.html

DERC が入っている建物の入り口

ロンドンの気温は24度前後の日々で過ごしやすく、すっかり秋です。急に雨が降ったり、晴れたりしますが、町を行きかう人々は、突然の雨にも慣れた様子です。

ロンドンに到着してすぐに思ったのは、電車内などであまり英語を聞かないということです。多様な国や地域のバックグラウンドをもつ人々が集まっている場所なのだと改めて感じました。

オックスフォードサーカスを行きかう人々

到着して最初の一週間は、DERCでの仕事開きや、ロンドン大学の周辺を開拓しました。DERCの場所は、ロンドン国際開発センター・London International Development Centre(LIDC)に所在しており、ロンドン大学の7つの大学やカレッジがコンソーシアムとして運営しているセンターになります。3つの建物をくっつけたそうで、迷路のような内部で、扉とトイレがやたらたくさんあり、いつもどれを使おうか一瞬悩みます。

こちらでの主な業務は、欧州グローバル教育ネットワーク・Global Education Network Europe(GENE)がとりまとめているGlobal Education Digestという、これまでのグローバル教育や開発教育についての文献等をまとめている冊子があり、そちらのアップデートと編集の作業をしています。

日本以外でのグローバル教育や開発教育がどのように展開されているのか、知らないことが多いので、全体像を知るよい機会になっています。

編集の傍ら、現地のNGOや開発教育センターをを訪問する予定です。直接お話を伺うことで、イギリスでの開発教育の展開や、BREXIT(ブレグジット=EU離脱)、移民、難民・避難民の問題にゆれるイギリスでこれからどう対応していくのか聞いてみたいと思っています。次回の報告をお楽しみに!(報告:伊藤)

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