こんにちは、ボランティアの西脇です。
1月24日(金)に、神奈川県川崎市にある「フリースペースえん」で、今年度で5回目のワークショップを行いました。ワークショップの前半の様子は、その1をご覧ください。
ワークショップの後半では、本日のゲスト・久保井奈美さんに、憲法についてわかりやすく話をしてもらいました。登場したのは、紙芝居『王様をしばる法』です。
「昔々、とっても悪い王様がいました。
その王様は、自分が気に入らないことがあると、人々を牢屋に入れたり殺したりしていました。
人々は、王様を怒らせると捕まってしまうと思い、自由がなくなっていきました。でも、それをおかしいと思った人々は、みんなで話し合うことに。
自由は、王様にもらうものじゃなく、生まれた時から持っているものだ!
そこで、王様をしばるための「きまり=憲法」をつくりました」
なるほど~。憲法はみんなの「自由」を守るためのきまりだったのですね。
今までむずかしくとらえていたけれど、そう考えると、いろいろとわかりやすい!
憲法のプロフィール 1943年5月3日生まれ 73歳
(生まれてこの間、ちっとも変っていない)
なみさんからは、なみさん特製・手の平サイズの「日本国憲法」がプレゼントされました。うわぁ、かわいい!!憲法の103条分が、全てフリガナ付きで載っている~!
「さっきの『権利カード』に書いてあることは、みんな憲法に書いてあってね。わたしたちの権利や自由について、書いてあるよ!」「持って帰っていいからね~!」とのなみさんに、「憲法、読みたかった!」「読みやすい!」「暇なときに読めばいい!」と子どもたち。さっそく開いて、読み始めていました。
ここで、なみさんからの、わかりやすい憲法ポイント解説~!
憲法の3つの原則は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」。
大切なのは、12条と13条。
13条
憲法の中で1番大切とされていることが書かれている。
「すべての国民は、個人として尊重される」
12条
おかしいなって思ったことをみんなで話したり、「陳情する」ことも12条
普段から、一人ひとりが人のことを認めようね。
そして、一人ひとりが自分や人の権利を守っていかないと、それが当たり前になって、権利自体がなくなっちゃうかもしれないよ。
12条・13条に書かれている、「公共の福祉って?」
バランスをとること。
人権と人権・多数と少数、個人と企業などとの間でのバランス。
一人ひとりがいやな思いをしないようにすることが大切で、誰かがいやな思いをしてはいけない。
「何か質問ある?」となみさんが聞くと、「全部読んでからじゃないとね」との子どもからの反応。そこには、自分の目でしっかりと見て、理解して、その上で疑問を持っていく。そんな力強い姿が感じられ、とてもうれしく思いました。
そして最後は、権利カードの中からそれぞれがいいと思ったことを紙に書き、「えん」の壁に貼っておくことにしました。
約1時間半のワークショップでしたが、高い集中力を保ちながら自分自身のこととしてその場に参加していた子どもたち。多数決の発想ではなく、徹底して話し合う土壌がある「えん」で過ごす子どもたちとの、非常に濃密な時間でした。中には、自分の家から『こども六法』(山崎聡一郎・著、弘文社、2019)を持って来てくれていた子どももいました。もう既に「全部読んだ!」とのこと。
自由、権利、そして憲法。
むずかしいようでいて、日常のあらゆることに密接に関係していることたち。まずは知り、みんなで考えた時間を通して、新たな発見がたくさんありました。
わたしも、おかしいと思ったことは声に出そう、やりたいと思ったことをやっていける社会をつくっていこう。変化を起こす糸口は、自分自身の中にある。そんなことを改めて気づかせてもらいました。
ワークショップ@えん。
子どもたちとつくる、知り・考え・対話する時間。
これからも目がはなせません!
1月24日(金)に、神奈川県川崎市にある「フリースペースえん」で、今年度で5回目のワークショップを行いました。ワークショップの前半の様子は、その1をご覧ください。
ワークショップの後半では、本日のゲスト・久保井奈美さんに、憲法についてわかりやすく話をしてもらいました。登場したのは、紙芝居『王様をしばる法』です。
紙芝居動画はYoutubeで観ることができます:https://youtu.be/zWvD1rjusF8 |
「昔々、とっても悪い王様がいました。
その王様は、自分が気に入らないことがあると、人々を牢屋に入れたり殺したりしていました。
人々は、王様を怒らせると捕まってしまうと思い、自由がなくなっていきました。でも、それをおかしいと思った人々は、みんなで話し合うことに。
自由は、王様にもらうものじゃなく、生まれた時から持っているものだ!
そこで、王様をしばるための「きまり=憲法」をつくりました」
なるほど~。憲法はみんなの「自由」を守るためのきまりだったのですね。
今までむずかしくとらえていたけれど、そう考えると、いろいろとわかりやすい!
憲法のプロフィール 1943年5月3日生まれ 73歳
(生まれてこの間、ちっとも変っていない)
なみさんからは、なみさん特製・手の平サイズの「日本国憲法」がプレゼントされました。うわぁ、かわいい!!憲法の103条分が、全てフリガナ付きで載っている~!
手の平サイズの「日本国憲法」 |
「さっきの『権利カード』に書いてあることは、みんな憲法に書いてあってね。わたしたちの権利や自由について、書いてあるよ!」「持って帰っていいからね~!」とのなみさんに、「憲法、読みたかった!」「読みやすい!」「暇なときに読めばいい!」と子どもたち。さっそく開いて、読み始めていました。
ここで、なみさんからの、わかりやすい憲法ポイント解説~!
憲法の3つの原則は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」。
大切なのは、12条と13条。
13条
憲法の中で1番大切とされていることが書かれている。
「すべての国民は、個人として尊重される」
12条
おかしいなって思ったことをみんなで話したり、「陳情する」ことも12条
普段から、一人ひとりが人のことを認めようね。
そして、一人ひとりが自分や人の権利を守っていかないと、それが当たり前になって、権利自体がなくなっちゃうかもしれないよ。
12条・13条に書かれている、「公共の福祉って?」
バランスをとること。
人権と人権・多数と少数、個人と企業などとの間でのバランス。
一人ひとりがいやな思いをしないようにすることが大切で、誰かがいやな思いをしてはいけない。
「何か質問ある?」となみさんが聞くと、「全部読んでからじゃないとね」との子どもからの反応。そこには、自分の目でしっかりと見て、理解して、その上で疑問を持っていく。そんな力強い姿が感じられ、とてもうれしく思いました。
そして最後は、権利カードの中からそれぞれがいいと思ったことを紙に書き、「えん」の壁に貼っておくことにしました。
それぞれが「いいな!」と思ったことを紙に書きました |
約1時間半のワークショップでしたが、高い集中力を保ちながら自分自身のこととしてその場に参加していた子どもたち。多数決の発想ではなく、徹底して話し合う土壌がある「えん」で過ごす子どもたちとの、非常に濃密な時間でした。中には、自分の家から『こども六法』(山崎聡一郎・著、弘文社、2019)を持って来てくれていた子どももいました。もう既に「全部読んだ!」とのこと。
自由、権利、そして憲法。
むずかしいようでいて、日常のあらゆることに密接に関係していることたち。まずは知り、みんなで考えた時間を通して、新たな発見がたくさんありました。
わたしも、おかしいと思ったことは声に出そう、やりたいと思ったことをやっていける社会をつくっていこう。変化を起こす糸口は、自分自身の中にある。そんなことを改めて気づかせてもらいました。
それぞれが「いいな!」と思ったこと |
ワークショップ@えん。
子どもたちとつくる、知り・考え・対話する時間。
これからも目がはなせません!
(報告:DEARボランティア・西脇さやか)
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