第41回「市川房枝女性の政治参画基金」助成が決定しました!

こんにちは。DEARの中村絵乃です。今日はうれしいお知らせです😊

DEAR「開発教育とジェンダー研究会」では、3年間の集大成として「ジェンダー平等に向かう教育を考えるヒント集」(案)を現在作成中です。

教材作成費用として、「市川房枝女性の政治参画基金」に助成金を申請していたところ、35万円の助成をしていただけることになりました。

「市川房枝女性の政治参画基金」を主宰する公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センターは、日本の婦人参政権運動を主導された市川房枝氏の遺志を継ぎ、平和で平等な市民主体の社会の実現を目指し、女性が民主的ガバナンスの積極的担い手になるために、女性の政治的エンパワーメントの促進と国内外の連携を支える拠点として活動しています。

去る2023年11月15日(水)に、都内にある婦選会館にて贈呈式が行われたので事務局長の中村が参加しました。贈呈式は、「財団創立61周年記念維持員のつどい」の中で行われました。

林陽子理事長より頂戴しました(写真は掲載許可を取っています)



頂いた目録

贈呈式の後、DEARの活動報告と、作成中の教材の紹介をさせていただきました。

活動報告の様子
さらに、昨年度の助成団体の活動報告の後、林陽子理事長より記念講演「変わる女性の世界-私がCEDAWで学んだこと」が行われました。

女子差別撤廃条約(Convention on the Elimination of Discrimination against Women : CEDAW)は、女性・女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃することを基本理念とした条約で、日本も1985年に批准しています(しかし、日本はいまだ、選択議定書は批准していません)。CEDAW委員長としても活躍された林陽子さんのお話を伺えたのはとても貴重でした。

維持員の集いには、女性初の労働基準局長に就任された赤松良子氏、市川房枝氏に実際に指導された元議員の方をはじめ、全国各地の議員経験者がたくさん参加されていました。そのようなレンジェンドの皆様に囲まれながら、大変名誉な賞をいただき、光栄です。

DEARの教材が今回助成対象として選ばれたのは以下の理由でした。

「あらゆる側面においてジェンダー平等を推進するにあたり、教育実践者自身が無意識のうちに培われてきた自らのジェンダー意識やバイアスに気づき、意識を変えていくことが必要であることに着目した教材の作成・発行や普及・活用を通して意識改革を試みる取り組みは極めて重要である。また、教育実践者のみならず一般市民も活用できる点も評価できるため、一部であるが、助成を決定した」

女性の政治参加を促進するためにも、ジェンダー平等教育は不可欠です。その一助となれるように、「開発教育とジェンダー研究会」は教材完成に向けて引き続き頑張っています。
今後、教材作成のクラウドファンディングも行う予定です。ぜひ、ご協力をお願いします。

研究会メンバー:近藤牧子、奈良崎文乃、木村明日美、小口佳那子、三輪敦子、片岡真里、岩岡由季子、DEAR事務局
(中村絵乃)

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