「知って考えたい!パレスチナ・ガザで起きていること」@フリースペースえん

 こんにちは!ボランティアスタッフのほなです🙌🏻 

1月22日(月)に、神奈川県川崎市にある「川崎市子ども夢パーク」内の「フリースペースえん」で、今年度3回目のワークショップを行いました。 

今回は、日本国際ボランティアセンター(JVC)のエルサレム事務所 現地代表・木村万里子さんをオンラインでえんとつなげ、現地の様子を伺いながら、ガザで起きていることやイスラエルとパレスチナの歴史について学びました。メンバーは、ワークショップ初参加の私🔰含むボランティアスタッフ2名、DEARスタッフ1名、万里子さん含むオンライン組4名の総勢7名で行いました。ワークショップをさっそく見ていきましょう!  










1、 みんな「パレスチナ・ガザで起きていること」知ってる? 

最近、パレスチナ・ガザでのひどいニュースを目にすることが増えました。みなさんはどれくらい理解していますか? 









えんでは「戦争!」や「第三次世界大戦が起きているんだ」という言葉が聞こえてきました👂🏻重ねて、「パレスチナ・ガザってどこにあるか知ってる?」、「なんで戦争が起きるのかな?」等と質問すると、大半の子ども達は首をかしげてしまいました。何か悲惨なことが起きていると分かっていても、地球儀🌍のどこに位置しているのか、どのような国で、今までに何があったのか、知らないことばかりです。 


2、 特別ゲスト(万里子さん)登場!パレスチナ・イスラエルという国について

ここからは、進行のバトンを万里子さんにお渡しし、パレスチナやイスラエルがどのような国なのか教えていただきました。 

実は、ガザ地区以外の地域には旅行者も入ることができるんだとか!死海もあるパレスチナ・イスラエルは世界有数の観光地でもあるそうです。 









右が万里子さん、左が元DEARスタッフゆーこんさん

3、 ムハンマドさんのお話 

万里子さんは、続けてガザ在住の少年「ムハンマドさん」のお話を通訳してくださいました。 

ムハンマドさんが学校へ行く日の一日の様子や勉強の内容、趣味等、様々なことを教えてくれました。ムハンマドさんは日本のアニメが大好きだということを知ると、日本のアニメが見られるの!?という驚きの声が上がったり、ムハンマドさんは男子校の8年生だと知ると、日本との違いに対する質問が出たりしました。 

「8年生?」 「ほとんどの学校が男女別なのはなぜ?」 

他にも心に引っかかっている疑問を質問カードを通して、ムハンマドさんに質問してみました。 初めの質問は「将来何になりたい?」 ムハンマドさんの答えは「お医者さん👨🏾‍⚕️」でした。 「学校は普通にやってるの?」や「飲み物はどういう種類があるの?」といった質問がされ、みんな、想像とは異なる生活の様子にちょっぴり興味があるようです👀 


4、 ムハンマドさんの友達のお父さんが出会った日本人(ゆーこんさん)のお話 

ゆーこんさんが現地で撮影した鮮明な写真とその解説から、現地の食事や景色、芸術等の文化を堪能しました。何より印象的だったことは国内での移動について。エルサレムとベツレヘムの間には分離壁があり、チェックを受けないと出入りできないこと、ガザ地区の中の人は自由に行き来できないことなど、みんなの表情はだんだん真剣になっていきました。 



5、 パレスチナ・ガザで起きていること 

再び万里子さんが「パレスチナ・ガザで今何が、なぜ、起きているのか」説明してくださいました。 









万里子さんによると、ガザ地区への攻撃は、今まで安全と言われていた病院や救急車にまで及んでいるんだとか。検問所等に囲われ「天井のない監獄」と化したガザ地区の人々は、外へ出ることも、十分な物資を受け取ることもできていません。 

パレスチナの人たちから「パレスチナは世界から見離されている。自分たちのことを忘れないでほしい」というメッセージが届けられました。パレスチナの人のために、私たちにできることはあるのでしょうか? 










6、 私たちにできること(DEARスタッフ キヨスクさんが行ったこと) 

私たちにできることの例として、キヨスクさんから活動拠点である山梨県で行ったことについて伺いました。キヨスクさんは「緊急チャリティ上映会」や「読書会デモ」等の活動を主催し、パレスチナで起きていることを沢山の人に伝えています。「遠く離れた国のことだけれど、私たちにもできることは沢山ある!まずは知ることから!」とキヨスクさん。









「読書会デモ 知ってほしい パレスチナのこと」


行動の第一歩として、紙にメッセージを書き、スタンディングをして写真撮影を行いました📣 















今回はきっと前回や前々回に比べて、難しく暗い話ばかりだったでしょう。そのためか、残念ながらあまり子ども達は参加してくれませんでした。それでも、子ども達の心には「忘れないでほしい」等の言葉が残ったのではないでしょうか。 

私も、パレスチナ・ガザをニュースで目にしたことはあっても、詳しく知り考えるのは今回が初めてでした。そもそも遠く離れた国について「知り考えること」の大切さを見出せていませんでした。しかし、「パレスチナは世界から見離されている」という言葉を聞き、私たちの使命や責任に気づかされました。 

普段の生活や私が通う大学で今回のような機会が設けられたことはありません。ワークショップが開かれ、生活の中でパレスチナ・ガザの情報が耳に入ってくるこの環境はとても貴重であると感じました。 

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