2010年12月29日水曜日

事務局が選んだ「2010年5大ニュース」

今年も1年、DEARにご協力・ご支援いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、大変充実した1年になりました。
今日は仕事納めで、28日~1月4日まで冬休みです。
ここで、事務局が選んだDEARの「2010年5大ニュース」を発表します!

★1位 教材『地球の食卓』発行 &募金ありがとうございました!
8月1日に『写真で学ぼう!「地球の食卓」学習プラン10』が発行されました。作成にあたり「地球の食卓」募金を設けたところ、192名、109万円の寄付をいただきました!ご協力本当にありがとうございました。売り上げも好調で5ヶ月で300冊売れています。12月からは全国各地で体験講座を実施
中です。
2011年春まで全国で体験講座をやります
★2位 グローバルエクスプレス「ハイチ地震」&ワールドカップ発行&大反響!
1月にハイチ地震があったことを受けて、国内で関心を高め、考えてもらうために「グローバルエクスプレス」教材をウェブで配信しました。また、5月には「ワールドカップ」をテーマに教材をウェブで配信し、その後、朝日新聞にも実践が取り上げられました。ダウンロード数は延べ1万1千件を超えました。

★3位 ODA改革で開発教育の重要性を提言!
外務省のODA見直し事業の中で、市民の意識喚起のためには、ODA広報ではなく、市民が世界の問題を学び、考え、行動する開発教育が重要である旨を提言しました。
http://www.dear.or.jp/org/menu06.html

★4位 ダッカと新宿の現場から考えるシリーズ 始まる!
南アジアの貧困問題に長年取り組んできたシャプラニールと新宿のでホームレス状態にある人々に関わるスープの会、そしてDEARの三者共催のプログラムをスタートさせました。貧困状態とはどのような状態なのか、様々なつながりをテーマに貧困を乗り越える道を考えていきます。
http://www.shaplaneer.org/event/workshop2010.html

★5位 第28回全研 参加者300名を越える!
8月7-8日の日程でJICA地球ひろばで、第28回開発教育全国研究集会が開催され、300名を超える参加者、50名の実行委員・ボランティアに参加いただきました。自主ラウンドや実践事例報告も盛況で、各分科会でも活発な議論がなされました。

いかがでしょうか?みなさんが活用されたもの、参加されたものがありましたか?次は、番外編!事務局内でのニュースです!

<番外編:事務局での大きな出来事>

■1位 事務所が広くなり、資料室が復活しました!
向いのの301号室を借りられることになり、事務所にあった棚を301号室に移し、事務局がすっきりしました。資料室で会議もできるようになりました。

■2位 「動く→動かす」に貢献しました!
世界の貧困をなくし、MDGsの実現にむけた活動に、DEARとしても積極的に関わり、教材作成やStand Up Take Actionキャンペーンの実施などをすすめました。

■3位 セールスフォースCRM導入!
新しいデータベースの構築のために、セールスフォースCRMを導入し、現在JICAアドバイザー制度を活用し、担当の大久保が頑張っています。

■4位 スカイツリーが良く見えます!
DEARの事務所からスカイツリーが良く見えます。朝、昼、夕、季節ごとに違う表情を見せてくれます。

■5位 全研直前の大惨事!
全研の直前、「地球の食卓」の納品時に、在庫室の棚が壊れる大惨事!それも乗り越えなんとか全研を迎えることができました。今思い出しても冷や汗が出ます。

振り返ると、今年もいろいろなことがありました。
そして、改めて、開発教育の活動が広がっていることを実感します。

栄えある第1位に輝いた、教材『地球の食卓』はテーマも環境、人権、文化の多様性、持続可能性と多様であり、何よりも小学生から活用できることを大きな目標にし、対象者もぐんと広がりました。

2位のグローバルエクスプレスは、タイムリーなテーマを扱い、普段メディアでは取り上げない部分に焦点を当て、関心をもってもらうきっかけとしました。ウェブから取り出せることも広く活用された理由の一つだと思います。

その他、今年DEARが関わった事業には、国内の貧困や、つながりを考える研修会、市民がかかわる地域調査や、まちづくりのファシリテーションをテーマにしたフィールドスタディ、コミュニケーションや対立解決講座、MDGsやアドボカシ―実践講座などがあり、その対象者や協力者が多様化しているのが分かります。

開発教育の特徴の一つは、「見えないものを見えるようにする」ことだと思います。あらゆる視点や少数派の意見、問題の背景や構造、普段聞けない声をいかに聞いていくか、その視点を持つことにより、問題と可能性が新しい形で浮かび上がってくると感じています。

そしてそのような学びが、全国各地の学校やコミュニティ、家庭や職場など様々な場に広がっている手ごたえを感じています。それを一過性のものではなく、持続的にするために、また、その学びを個人や組織の行動につなげるために、役員、事務局一同、一層頑張っていきたいと思っております。

2011年もDEARの活動にご指導、ご鞭撻、そしてご協力、ご支援をお願いいたします。
2011年が皆様にとって心豊かな実りの多い年となりますように。
(中村&事務局一同)

2010年12月21日火曜日

対立から学ぶワークin 大阪2010 2つの学び

12月は出張が多く、大阪、高山、福島、名古屋と飛び回り、たくさんの学びがありました!遅ればせながらいくつか報告していきます。
1つ目はJICA大阪の「JICA-NGO連携による実践的参加型村落開発コース」でおこなった対立ワークについて。6週間世界各国の研修生が来て、参加型開発について学ぶコースの中のモジュール3「多様性/インクルージョン」で12月1日-2日の2日間「コンフリクト トランスフォーメーション」の研修を担当させてもらった。2007年度と昨年度に引き続き、今回は3回目。
研修生は、フィリピン、ネパール、パキスタン、グアテマラ、ドミニカ共和国からと、日本の参加者を含めて8名。メインファシリテーターの三輪敦子さんから言われていたとおり、少人数でとても雰囲気がよかった。

今回の研修会で、私自身が学んだことが2つある。1つは「参加者をよく知ること、よく知っている人に助けてもらって進行をすること」。当たり前と言えば当たり前であるが、改めて今回感じたことだ。「対立解決のワーク」は、抑えるポイントが多く、てきぱきとすすめがちだった。今回、三輪さんから時間で区切らず、じっくりと話させてもよいのでは、とアドバイスをいただいた。最初は、今日の予定は終わらないかな、と思ったが、実際、関心のある部分を多くとり、思い切って省いたら、それはそれでよかった。今までゆったりと進んできたこともあり、そのスタイルの方があっていることを確認した。

2日目は、各自の対立の分析。いつもは、3人グループで行なうが、今回は、全員でやった方がよいという三輪さんのアドバイスにより、全体で2つの事例を分析した。一つ目はネパールのYさんの対立事例。コミュニティの学校教員を2名選ぶのに、選考委員内でおきた対立。9名の選考委員のうち6名は穏健派で民主的に教員を選びたい(A)、3名は急進派で権力を持つ委員長がいる。その委員長は自分の親族を教員にさせたい(B)。それに対して穏健派(A)が反対すると、委員長が勝手に学校を閉鎖してしまった。このことに関して、それぞれのニーズ、気持ち、背景、を分析し、解決方法をたくさん出していく。政治的な背景があるので、それは詳しく説明してもらう。どうしても、A側に気持ちが偏るが、あくまでも中立的にBの気持ちやニーズも分析する。そうすると、力をみせたい、尊重されたい、特に学校教育に影響力を持ちたい、などがでてくる。そして、解決策をみんなで出し合う。委員長ではないもう一人の委員と話す。子どもたちに手紙を書かせる。学校ではない場所で青空教室を開く。大体出たかな、と思ったところで、少し間があった。疲れた顔をしている参加者もいる。こういうとき、ここで続けるか、一旦やめるか、いつも悩む。すると、三輪さんから言われた。「これ、もう少し出そうだからグループでやりません?」なるほど、それは考えなかった。その後3つのグループになると、熱心に議論が始まり、また、新しい解決策が出た。教員のうち一人は委員長の親族でももう1人はA側で選び、一旦教員をやらせてみる。メディアで学校閉鎖の問題を海外に知らせる、などなど。事例を出したYさんは非常に満足げで、早速、メールでこの解決策を送る、といっていた。

1人で進行すると、プログラムを続けるかやめるかの判断が難しい時がある。こうやって他の人の目が入ると冷静に次の展開を考えられる。何より、参加者をよく知っている三輪さんがいてくれたことが本当によかった。また、可能な限り進行は、複数でおこなえるとよいとも感じた。別の視点で全体を見てくれる人がいるのはとても安心できる。その後、もう1人の事例を全体で分析し、ミディエーションの練習をし、ふりかえりをして終了した。

グループの解決策を発表する研修生
今回のもう1つの学びは「参加者に任せることの重要性」である。これは、私が帰った翌日の出来事を聞いて実感したことだ。
翌日は、モジュール3全体の振り返りであったが、三輪さんは出られず、サブファシリテーターの堀内さん(AMネット)にお願いしていた。研修生に何がやりたいかを聞くと、対立の分析をしたいと言う。まだ分析していない研修生の事例を使い、自分たちで分析を始めたと言う。その間、話を聞かない人も出てきて崩壊しそうにもなりながら、お互い助け合って複数の解決策を出したという。

後でその話を聞いて、とてもうれしかった。その様子を見たかったな、と思いつつ、三輪さんも私もいなかったから、そのような流れになったのだろうと思った。ある程度になったら任せること。任せられて、実際に自分たちでやってみることが、本当の力になる、と改めて思った。

以上のように、私自身の学びの多い2日間でした。この機会をいただいた三輪さん、堀内さん、研修生のみなさまありがとうございました!

研修生と一緒に
(中村)

2010年12月7日火曜日

リアル「国の中の多様性」in沖縄

前回に引き続き「地球の食卓」in沖縄レポートです。
4日(土)に日米の高校生対象に実施したワークショップ。
軽いアイスブレーキングのつもりでやった「食べものビンゴ」は、意外にも発見がいっぱいありました。

教材「地球の食卓・学習プラン10」のひとつに「国の中の多様性」というアクティビティがあるのですが、これを地で行く展開に。2つのエピソードをご紹介します。

今回のプログラム用に沖縄/米国バージョンでつくったビンゴシート。朝ご飯は「カレー」?好きなアメリカ料理は「マクドナルド」!嫌いな食べ物は「玉ねぎ」‥。
その1:「好きなおにぎりの具は?」

ビンゴの中のひとつのセルに「好きなおにぎりの具は?」というのを入れました。セルを全部埋めたアメリカの子に答えを言ってもらったところ、なんとその答えは「miso」。ミソ…?味噌か!?
このとき、「味噌おにぎり」を理解していなかったのは、その場にいた120人の「島人(しまんちゅ)」の中で、いわゆる「ないちゃ~(内地人)」のわたし一人だったようです。恥ずかしげもなく、「味噌のおにぎりって、なんですかー?」と聞いてしまい、会場は一瞬の静寂。

その後、「ああ。この人は“ないちゃ~”で、“肉味噌”を知らんのねー」と気がついた皆さんが、「沖縄では、肉味噌をおにぎりにするんですよ、これが、おいしいのよ」と教えてくれたのです。
沖縄において、わたしは完全にマイノリティでございました。失礼しました。
豚肉以外にも、カツオと味噌のもおいしいそうです。

基地のハイスクールの子も大好きな、味噌おにぎり…。
確かに、コンビニやお惣菜屋さんには、ポーク卵にぎりと共に、味噌にぎりは主役でした。ひとりで、ひそかに実食しました。

その2:「好きなアメリカ料理は?」

ある沖縄の高校生が、この質問に「タコライス」と答えました。
タ・コ・ラ・イ・ス!
「これってアメリカ料理だっけ?」と聞くと、「沖縄だよね」「うーん、アメリカ料理じゃないかも」「メキシコじゃない?」などなど。

これはタコス
タコスはもともとはメキシコの食べ物。
それが、移民や南部アメリカ経由でアメリカに普及してアメリカのタコスになった。そして、米軍基地のある沖縄の基地近くのお店でごはん(お米)とドッキング。で、沖縄タコライスの出来上がり。

こんな文化・民族チャンプルーな歴史は、わたし世代以上は知っているけど、高校生には「アメリカ料理」なんだなー、と引率の先生たちと終了後に話し合いました。「タコライス」も、歴史や沖縄、文化の多様性を学ぶための、いい教材になりそうです。
(八木)

2010年12月5日日曜日

日米高校生と「地球の食卓」in沖縄

沖縄県教育委員会と沖縄ユネスコ協会から講師派遣のご依頼があり、沖縄にやってきました。
対象は県立高校の生徒45名と、米軍基地内ハイスクールの生徒45名。引率の先生方も入れると120名近い人数の、日英バイリンガルの交流イベントです。

午前中はレクリエーション。
DEARともお付き合いの長い沖縄の先生たちが、次々繰り出す「五色つなひき」や「じゃんけん列車」に生徒たちも夢中になり、ものすごい盛り上がり!緊張気味の日米の高校生たちも、すっかり打ち解け、休憩時間には写真を撮りあったり、おしゃべりしたり。
先生たち、さすがです。すっかりアイスブレークされた後は楽しいランチタイム。

そして、午後はワークショップ「地球の食卓」です。
今回は、対象が高校生、日米の生徒、そして日本語・英語を使うということもあり、シンプルに「国あてクイズ」と「ランキング」の2時間のプログラムを計画しました。「ランキング」は3種類やろうと考えていましたが、予想以上に意見がたくさん出たので、2つに変更。以下の流れで実施しました。


(1)食べものビンゴ
「朝ごはんは何を食べた?」「好きなおぎにりの具は?」など16種類の質問がセルに書かれたシートを、質問しながら埋めていくビンゴ。全部のセルを埋めた生徒が5人もいました。

(2)国あてクイズ
インド、中国、エクアドル、エジプトの4枚の写真を配り、うち1枚を読み解いてもらうフォトランゲージ。なんと、中国とインド、エクアドルは見事に正解!中国は「一人っ子だから」、エクアドルは「バナナの生産国だから、ポンチョが南米っぽい」とすごい洞察力。

(3)ランキング×2種類
ここから、日本とアメリカの写真2枚を足して、合計6枚の写真でランキング。
日本とアメリカの写真を見た生徒たちからは、なぜか笑いとどよめきが…。

ランキング1つ目は「ごみがいっぱい出そうな順番」、2つ目は「体によさそう、健康的だなと思う順番」に並べてもらいました。もちろん、どちらも正解があるものではありませんが、日米ともに、あまり好ましくない結果に。生徒たちは現状とっても冷静にみていて、
「日本は包装が過剰、全部がパックされている」
「アメリカはジャンクフード食べすぎ、ソーダ飲みすぎ、野菜食べなすぎ」
「ごみってほとんどがプラスチック=石油、紙=木も多い」
「日本は品数多くて健康そうだけど、実は加工食品も多い」
「エクアドルの家は自給してるから、農薬とか使ってなさそう」
「家族の表情を見ると、すごく幸せそうなところは健康だと思う」
などなど、本当にたくさんの意見が出ました。
それぞれのランキングの後に、「資源の消費量」や「栄養不足人口/肥満人口」などの各国データも読み込んでみました。

あっという間の2時間。
資源をいっぱい使って(捨てて)、食べすぎになりがちなライフスタイルを生徒たちはしっかりと理解していて、問題意識を持っていました。

そして、印象に残ったのは、沖縄の高校生が英語で発表しよう、話そうとしていたこと。そして、米国の高校生も日本語で発表しよう、話そうとしていたことです。お互いに声を掛け合い、思いやる気持ちがあふれていて、素敵でした。
(八木)

2010年11月29日月曜日

特許や商標についての勉強会

先週金曜日に、事務局スタッフ&ボランティアと一部の理事で、特許や商標に関する勉強会をやりました。講師はあいであ亭教楽さん(落研出身)にお願いしました。

右手には扇子!
商標、特許、実用新案、意匠など、ひととおりのことをクイズ形式で学ぶことができました。個人的には、「ネーミングには力がある!」ということと、「商標の本当の保護対象は、業務上の信用」ということが印象に残りました。

DEARもNPO/NGO業界全体も、公益を目的に、いろんなことをオープンソースでやっています。すぐに、商標をとる、ということがあるわけではないのですが、活動する上で知っておくべきことだなぁとしみじみ思いました。

事務所前のいちょうも色づいてきました
なんと、あいであ亭さんはボランティアでセミナーをやってくださいますので(プロボノですね)、ご関心のある方は、ぜひご相談ください。
(八木)

2010年11月16日火曜日

反貧困世直し大集会2010

もう1カ月くらい前の話題ですが、DEARは「反貧困世直し大集会~いいかげん変えようよ!希望の持てる社会へ」にブース出展しました。
これは、反貧困ネットワークが毎年主催しているイベントです。当日は、約40団体がブース出展を行なったほか、メインステージイベントや11のテーマ別分科会、デモが行われ、約1200名の来場者がありました。

開発教育は貧困のない世界をめざす教育活動です。この集会に参加したのは、国内外問わず貧困のない世界の実現のために開発教育が果たせる役割を何かを、現場の方々とお話することで、もう一度考えてみることが、ねらいです。


当日は、暑いくらいの秋晴れ。日焼け対策をばっちりして、出展です。
ブースでは、国内外の貧困に関する教材や教育実践の紹介を行ないました。

思ったよりもたくさんの方が足を止めてくださって、「貧困を生みだす構造」について、関心をもって話をしてくださいました。



また、会員のIさん(高校の先生)にお手伝いいただき、「格差」をテーマにしたミニワークショップも2ラウンド行いました。皆さんさまざまな思いがあるようで、熱心に語っていた様子が印象的でした。(Iさん、どうもありがとう!)

集会当日の様子は、インターネットTVの録画でご覧いただけます。
DEARのブースは、この動画の22分ごろに出てきます。

個人的には、若者が貧困についておじさんに素朴な疑問をぶつける「教えておじさん」がおススメ。14分ごろから始まります。(西)

2010年11月11日木曜日

授業作りサークル「アメリカ合衆国の授業」報告

11月6日(土)、授業作りサークル後期第1回「アメリカ合衆国の授業」を開催しました。


アメリカの授業の報告をする本山さん

報告者は中学校の教員で、DEARの理事でもある本山明さん。中学1年生の地理の時間を使っておこなった「アメリカの授業」を生徒の感想とともに報告してくださいました。本山さんの授業のすごいとところはなんと言ってもその情報収集力です。アメリカを、農業、産業、歴史、軍事など8つのテーマにわけ、それぞれの実態を写真やデータを駆使して生徒と考えていきます。毎週、図書館で10時間以上過ごして、集めたというほど大量のデータを、分かりやすく提示するのにまたひと手間かけたそうです。
写真一枚でもよいので、教科書にはない、生の情報を提供することが大切だと話してくれました。例えば、教科書では小さい写真しか載っていない、農業で使用するセンターピポットの拡大写真をみせ、半径400メートルのセンターピポットがいかに広大か、そしてその農業用水は一体どこから調達するのか、持続的な農業をおこなうにはどうすればよいか、を一緒に考えて行きます。

生徒が一番、関心を持ったのは、黒人差別の問題だったそうです。モントゴメリーのバスボイコット事件については、本を読み聞かせ、生徒は身体を前のめりにして聞き入ったようです。

本山さんがアメリカの授業で一番伝えたかったことは、「社会は変えられること」。いろいろ問題があるアメリカではあるけれど、差別をなくしたり、黒人大統領が生まれたり、社会は変えていけること、をアメリカの変遷を通してそれを伝えたかったということです。

参加者からもデータの集め方や、それをどう選別していくのか、グループワークのコツなど質問が出されました。以下のような感想がありました。
「図や写真を使った授業、念入りな準備を基に展開される授業の面白さに感銘を受けました。」
「いろいろな発問の仕方、切り口があること、調べることの大切さに気付きました」
「興味を引き、身近なものに落としていくヒントを学ばせて頂きました」


写真や資料を見て考える参加者
本山さんの情熱は十分伝わったようです。報告ありがとうございました。
授業作りサークル第2回は1月15日(土)「微生物と私たちのくらし」を行ないます。ぜひ、ご参加ください!
(中村)

2010年11月10日水曜日

賞状をもらいました

来年の2月に、日本ファンドレイジング協会主催の「ファンドレイジング・日本2011」というイベントに講師として参加することになりました。

昨晩、講師同士の顔合わせも兼ねた「講師会」があったのでお邪魔したところ、なんと賞状、というか立派な証書をいただいてしまいました。こんなのもらったの、いつ以来!?


2日間で24あるセッションのうち、2つが公募されていたので、200人もの方にご協力いただいた「地球の食卓募金」のことを紹介したいなと思い、応募。思いがけず、採用されたのです。
まだ何もしていないのに、講師になっただけで賞状をいただくなんて‥。
きっと、ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領もこんな気持ちだったのでは、なとどレベルの違うことを考えてしまいました。

2月5日(土)の「目標100万円からはじめる寄付キャンペーン」というセッションで発表させていただきます。寄付をしてくださった皆様への感謝をこめて、また、たくさんのNPO/NGOの方の励みになるようなプレゼンをしようと思います。
(八木)

2010年11月5日金曜日

「ダッカと新宿」シリーズはじまる

DEARでは今年、シャプラニールさんとスープの会さんと共同で「ダッカと新宿の現場から考える」シリーズと題した企画に取り組んでいます。「“貧困”を乗り越える市民のチカラ~新たなつながりを考える」をテーマに、この11月から来年2月まで、ワークショップ、現場訪問(ダッカ&新宿路上)、報告会の3部構成です。

自分たちが考えたいことを最優先させた企画で、「果たして人が集まるだろうか?」という一抹の不安を抱きながら5回におよぶ会議を重ね、この3日(水・祝)に第1回目のワークショップを開催しました。当日はなんと、40名を超えるお申込みがあり、会場は満席となりました。

まずは「つながりビンゴ」でアイスブレーク。「仕事/学校以外の友だちがいる?」「何かあった時に相談できる人は?」「お隣の人の顔を知っている?」など聞いてみました。

藤岡さん(シャプラニール)によるダッカの事例と、後藤さん(スープの会)による新宿の事例を映像と一人の「人」との関わりを中心にお話いただきました。ダッカのストリートチルドレンと、新宿のホームレス状態にある人…。あまり関係がなさそうですが、その背景や、信頼関係づくり、地域との関わりづくりなど、共通点が見えてきます。

ダッカ・グループと新宿グループにわかれて、一人の人の物語をもとに、周囲とのつながりや関わりを「相関図」にあらわしました。新宿グループは「自分」も書き込んでいたのが印象的。自分は市民として、相関図の中に入っているのか、入ろうとしているのか、関わりを避けているのか…。いろいろなことを考えました。
参加者の皆さんは、ダッカと新宿の共通点に気が付いただけでなく、自分自身の「つながり」についても考え直すきっかけになったようです。アンケートから幾つかの声をご紹介します。
  • 一見、自分の生活とは無縁であるかのように見えるホームレス、ストリートチルドレンの問題が一気に身近になったように感じました。人とのつながり、支え合いが生きていく中でどれだけ大切かを改めて実感したように思います。
  • 一人が生きていく中で多くの人々や場所が関わっていることに驚きました。自分に置き換えて考えてみても、すごい数の人々に支えられているんだと改めて考えさせられました。
  • 途上国の貧困と新宿の貧困とが重なる部分があった。コミュニティの大切さ、人と人とのつながりの大切さ。自分自身、お金はないが、友達が多いということが、幸せなことだと改めて気がついた。
  • 新宿は、普段の生活圏(通学地域)に近く、又、「ホームレス」といわれる人たちを見かけることも多く、何となく気にかかっていました。「人間関係」というか、人間らしい関係をもつということがどれだけ大切で幸福なことなのか考えさせられました。
  • 最後の藤岡さんの言葉は、はっとさせられた。「目指すべきは「自立」なのか、つながりなのか」すごく大切なテーマだと感じた。
シャプラニール、スープの会、DEARのコラボです
このシリーズ、次はダッカと新宿の現場訪問です。
DEARスタッフも今週末の夜はスープの会の定例活動に参加して、新宿路上訪問に行く予定です。シリーズの進捗はひきつづき、レポートしていきます。
(八木)

2010年10月31日日曜日

平和ワークショップ 報告

10月30日(土)に、「平和ワークショップ~核兵器のない世界に向けて」を開催しました。台風直撃の中、12人の参加者が全国から集まりました。
講師のキャサリン・サリバンさんは、ニューヨーク在住の軍縮教育家で、活動家。2006年に私がニューヨークで出会い、今は公私共に仲良くしていただいています。

通訳の安原はづきさんとキャサリン・サリバンさん
平和ワークショップは以前もDEARでは2回おこなっていますが、毎回参加者の構成や社会の状況ですすめ方や雰囲気が異なります。
今回は、人数も少ないため、一人一人が発言しやすく、リラックスして進められるよう工夫がなされていました。

流れは以下のようなものです。

午前中に、まず、2人組みで順番に話します。1.子どもの頃に好きだった場所、2.自分の人生に影響を与えた人、3.人生で好きなものの3つの質問について、一人がそれぞれ2分ずつ話し、相手は積極的に聞きます。思い出して話してみると、たくさんの人から影響を受けていて、そして人生で好きなものがたくさんあることに気づきます。
キャサリンは、核問題のようなことを学ぶ際には、まずは、さまざまなものに感謝する、ところから入っていくことが重要だと説明しました。

その後、現在の核問題の事実、そして最近の動向、メディアには出てこない問題などについても共有がありました。そして、現在の核兵器がどのくらいあるのか、をパチンコ玉で表す、BBデモンストレーション。目を閉じながら、缶の中に落とされる鈍い音が永遠に続くのでは、と思えます。参加者からは恐怖と怒りと悲しみを強く感じたという声が多かったです。

さらに、参加者に被爆者の方がいらしたことから、許可を得て、15分くらい被爆体験のお話をしていただきました。ご本人から直接話を聞くというのはなかなかない経験です。5歳の誕生日の直前に牛乳を取りに行くときに被爆にあったこと、お母様が80歳になったときに12枚の手記を書かれて、その後うつ病になられたことなど、辛い思いでもお話ししてくださいました。大変な苦労をされてきたことをお話しいただき感謝の気持ちで一杯になりました。
その後、自分が最初に核兵器について学んだ時のことを共有しました。

お昼の後、今度は、未来について考えました。「みなさんの多大な努力の結果、世界から核兵器がなくなりました。これから100年後の世界に行って、その様子を観てきましょう」
という説明の後、宇宙船?に乗り、タイムトリップ!2110年の世界で、核兵器廃絶が決まった記念の新聞の一面をみんなで書くという作業をします。その際も、どのようにその偉業を成し遂げたのかを含めて考えます。各グループ、最初は悩んでいましたが、だんだん盛り上がり、2つの新聞ができました。市民が立ち上がり、世界中で核廃絶のデモが起こる、企業の平和意識が高まる、軍事資金が福祉や環境、人権に回される、核兵器のおろかさをオルタナティブなメディアが大々的に取上げる、など、具体的な年表もでき、最後には本当に達成したような気持ちになっていました。

完成した未来の新聞
最後に、金魚蜂のワークで、対話式でみんなで感想の共有をしました。参加者からは、実際に核廃絶は夢ではないかもしれない、想像力を用いたワークを実際にやってみたい、心がすごく解放された感じがしたという感想が聞かれました。
最初の硬い表情から最後はみんなが笑顔で、それぞれ楽しそうに話している姿が印象的でした。私も今回は完全に参加者でしたが、エンパワーされて元気になりました。

もっと平和や核兵器について議論を広めて行きたいと改めて思いました。参加してくださった皆様、キャサリン、そして通訳のはづきさん、ありがとうございました。
(中村)

2010年10月29日金曜日

秋も終わりに近づいて

DEARの事務所は東京・小石川の住宅街の中。
東京ドームからすぐのビルも多いエリアだけれど、このあたりはひっそりとして、古くからあるお屋敷や樹齢100年を超えた大木、果樹もある。

今年も、建物の大家さんの敷地から立派な柿がたくさん獲れて、わたしたちの元にも回ってきた。
つやつやして、おいしそう!
窓の向こうのスカイツリーも500Mを超えたとかで、ますます大きくなっています。
携帯で撮ったので不鮮明ではありますが…
事務所前の大銀杏が色づくのももうすぐ。
秋の深まりを実感する今日でした。
(八木)

2010年10月27日水曜日

保育園で100人村!


10月8日(金)の19時から約1時間、武蔵野市の西久保保育園
http://academic2.plala.or.jp/nisiho/ 
で、保育園児とその親約80名を対象に、
「世界がもし100人の村だったら 保育園バージョン」
を実施しました。西久保保育園では、毎年「平和のつどい」を実施されていて、今までは、親向けに、親向けに戦争体験談など平和を考える講座を開いていましたが、今年は親子で平和について考えてみたいと言うことで、ご依頼を受けました。

まず、保育園児(3,4,5歳)がどこまでできるか、理解できるか、を考えました。ご依頼いただいた父母会のKさん始め、お母さん方、そして先生方から細かいフィードバックをいただき、枠組みが決まりました。そして、実施した流れは下記のようになりました。

1.準備
参加者は4グループに分けておき、名札を赤、青、黄、緑の4色でつくり、胸にはる。さらに、その色に応じて、4種類のあいさつを書いたカードを配る。子どもは字が読めなくても、親から教えてもらうようにする。
2.おおきな声で挨拶
挨拶をして、同じ挨拶の人同士でグループになる。
ハロー(英語)、オラ(スペイン語)、ニーハオ(中国語)、ジャンボ(スワヒリ語)に分かれ、それぞれはひとつのチームであることを伝える。
3.じゃんけんゲーム
それぞれのチームの代表が順番に出てきて、進行役とじゃんけんをし、勝ったらカードをもらえる。カードは、食料や水、家や医療など、生活に必要なカード。「最初はグー、じゃんけんポン」を12回くらいやりました。子どもたちは全身でじゃんけんをし、盛り上がりました。チームによっては全くカードがもらえないところもあり、子どもたちは、そこで、何が足りないか、を考えていました。
4.爆弾のカード
そして最後に爆弾のカードを出す。このカードは、他のチームの全てのものを手に入れることができるけど、その代わりに他のチームの人は何もなくなってしまうけれど、このカードがいるかな?と聞く。勝った子どもは、「ほしい!」と。
そのカードを手にした途端、部屋は暗くなり、ドンドンと音がして、他のチームからはすべてのカードがはがされた。「シーン」とする部屋。「こわいよ」という声も聞こえる。
5.振り返り
電気をつけて、今おこったことを説明。実際に、今でも戦争がおこなわれていて、まちは破壊され、悲しい思いをしている人がたくさんいること。だから、みんなはもっと協力し合い、助け合い、みんなが幸せになれる世界をめざそうと、話した。
6.メッセージ
そして、「世界がもし100人の村だったら」のメッセージを、写真を交えて読み上げ、終了。
7.その後、焼き芋が振舞われ、みんなで食べた。
お母さん方が、食料を無駄にしないエコクッキングのレシピや、戦争・平和に関する意見や記事を集めた資料を作成し、みんなに配布していたのも素敵だなと思いました。

当初、幼児に100人村のメッセージは理解できるのかと不安ではありましたが、後ほど、Kさんから、伝えたい部分は伝わり、親子で世界のことや平和について話すきっかけになったという感想を頂き、安心しました。親子で参加することの意義を改めて感じました。

メッセージの提示の仕方や、カードの分け方など課題はまだありますが、また、機会があれば、実施してみたいです。
今回、素晴らしい機会を与えてくださった西久保保育園の皆様、参加してくれた子どもたち、ありがとうございました。
(中村)

2010年10月2日土曜日

FMラジオ J-WAVE に出演!

10月1日に、FMラジオ J-WAVE 「JK RADIO TOKYO UNITED」の中の「KONICA MINOLTA COME TOGETHER」という番組でDEARの紹介をしてきました。 
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/


実は、ずいぶん前に、広報の八木が送った出演希望でしたが、半年近くたって、返事が来ました。

生放送の収録で、番組自体はほんの5分ですが、30分前には来てください、ということで7時20分にスタジオのある六本木ヒルズに行くために、6時に家を出ました。

事前に先方からの質問に対する答えは送ってありましたが、担当の方に、「司会のジョン・カビラ氏からは、関心があることを聞かれるのでアドリブでお願いします」と言われ、ちょっと緊張していました。

実は私、J-WAVEのファンで、リスナー歴10年、TOKYO UNITEDもいつも聞いていました。スタジオからは、いつもナビゲーターが言っているように、東京タワーもよく見えて、素晴らしい眺め!

オンエアの5分前にスタジオに入り、音楽が流れている間に、カビラさんと少し雑談。なんと、「富坂キリスト教センター、知っていますよ!」と。以前に教会の関係で来たことがあるとか。
持参した教材『パーム油の話』や『ワークショップ版 世界がもし100人の村だったら』については、「どうやって使うんですか?」と強い関心を示してくださいました。以前に他の番組でボルネオ島の森林破壊やオラウータンの話は取上げたようで、特にパーム油に関心を持ってらっしゃいました。

そして、いよいよ「ではお願いします」の合図で、ON AIRのランプが!進行はほぼ想定どおりでしたが、カビラさんが手元の『パーム油のはなし』の写真を見ながら、「このパーム油の・・・」と話はパーム油に集中しました。
それでもさすがプロですね。関心を持っていることを示しながら、時間内に重要なことは聞いてくださり、最後まで伝えることができました。あっという間ででしたが、終わったら疲れがどっと出ました。

皆さん聞いてくださいましたか?多くの方からも「聞いたよー」とメールを送っていただいてうれしかったです。次回は(もしあれば?)もっとアドリブで話せるように頑張ります!
(中村)

2010年10月1日金曜日

インターンを終えて

6月末より3ヶ月間インターンをさせていただいた中村夕梨子です。

私はDEARを知ると同時に開発教育を知ったという開発教育超初心者。
ですがこの3カ月の間に、以前から漠然と興味を持っていた国際理解教育へのヴィジョンに対し、より具体性を持たせることができました。
教員または教育従事者志望の私としてはこの上ないインターン環境だったと思います。

インターンというと、実務より雑用やデータ入力、というイメージがありましたが、DEARのインターンではかなり職員の方の仕事内容が具体的に分かる距離での仕事をさせていただくことができました。事務所勤務初日に他社に電話をかけることになるとは!

インターン期間中には全国研究集会があったため、日頃はDEAR事務所の外部で開発教育に携わっていらっしゃる方々とも関わることができ、また講師派遣に同行させていただいた際にはワークショップのファシリテーションを学ぶこともできました。同じ「世界が100人の村だったら」をやっても、参加者によって反応が違うのが面白く、またそれに合わせた対応をしなければならないのが難しいと感じます。私も近々、DEAR職員さんのようなファシリテーターになることができるでしょうか…?

DEARの良さは、なんといっても職員の人柄!
9月13日にかなみちゃんが書いているように、DEAR事務所はとてもアットホームです。
そして教育に携わり、実際に現場にも入っているというだけあって、人との関わり方がうまいです。

国際協力系のNGOというと途上国支援というイメージが強いかもしれませんが、DEARは教育に関わる方すべてに(教育関係者でなくとも、活動範囲が国内だけであっても)知っていただきたい現場です。

3ヶ月間貴重な体験をさせていただいて、本当にありがとうございました。
ここでの経験をこれからの協力隊活動に大いに活かさせていただきます!
(中村ゆ)
全研の打ち上げの司会もつとめました。左端が私です。


韓国料理屋で送別会の様子 

2010年9月27日月曜日

国際連帯税シンポジウム

9月26日(日)に東洋大学で開催された「国際連帯税」東京シンポジウム2010に参加しました。
国際連帯税とは、グローバルな経済活動にグローバルに課税するもので、税収を世界に再分配するシステムです。従来国内の経済活動にはその国の税金がかかりますが、国をまたがる経済活動には税金がかからないことから、そこに課税することにより、地球的課題(環境や貧困)の解決のための新しい資金を生みだそうという動きです。


既に超党派の議員連盟や研究者やNGOが関わる国際連帯税推進協議会(座長:寺島実郎)が動いており、まずは、航空券連帯税の導入、そして、その後、グローバル通貨取引税の実現を政府に提案するということでした。

DEARニュース144号の特集でも「国際連帯税」が取り上げられていますが、今回は、より詳細を学んできました。シンポジウムの第1部は、寺島実郎さんの講演で、国際連帯税の導入は、環境問題の解決と、金融資産の肥大化(マネーゲーム)の制御という2つの目的の達成のために有効である、という発言が印象的でした。

第2部では、「国際連帯税をすすめる共同キャンペーン賛同団体」の6団体が登壇し、それぞれ、国際連帯税をすすめるためにできることを話しました。DEARもキャンペーンに賛同しているので、私も登壇し話しました。地球上の貧困や環境に対して、自分たちの生活が深く関わっており、だからこそ、解決に向けて行動する必要があることを知る開発教育の重要性と、富の再分配として有効な手段である国際連帯税への期待を話してきました。写真は最後、国際連帯税を一言で表した、パネルです。私は「公正な社会への大きな一歩」と書きました。




今後の動向を見守りながら、ぜひ、多くの方に関心を持ってもらえたらと思います。

詳細はアシスト http://www.acist.jp/
グローバルタックス研究会 http://blog.goo.ne.jp/global-tax

中村

2010年9月22日水曜日

STAND UPしましたか?

18日(土)午後、「ミレニアム開発目標(MDGs)を達成し、世界の貧困を終わらせよう」とアピールするパレードが表参道~渋谷で行われました。主催の「動く→動かす」メンバーのDEARからもスタッフや会員で参加して来ました。

パレードには国際協力NGOなどを中心に200人ほどが参加。8つのゴールをあしらった大きな旗を先導に、とてもカラフルに、にぎやかにパレード。MDGsの達成を訴えました。

日本の菅総理もサミット会場のNYに向いました。明日の22日(日本は23日)にはスピーチが予定されています。MDGsの達成のために、日本が果たす責任と役割をどんな風に表明してくれるのか…楽しみなような不安なような。しっかり見届けなくては。
(八木)

「開発教育をすすめます」パネルを持って歩きました
アフリカン・ドラムを先導でとってもにぎやか
パレードの主旨を参加者に説明するDEARスタッフの西
<関連リンク>
パレードのYou Tube動画レポート
http://www.youtube.com/watch?v=d2SIwUGFw80
STAND UP TAKE ACTION(日本)の公式サイト
http://www.standup2015.jp/index.html
嵐の桜井翔さんがMDGsの解説をするNEWS ZERO(日テレ)のサイト
世界のSTAND UPも見られます
http://www.ntv.co.jp/zero/weekly-blog/2010/09/post_257.html

2010年9月13日月曜日

インターンを終えて

8月中旬から約1ヵ月間インターンをさせていただきました。湯本香菜美です。大学では文化人類学専攻、国際協力のゼミに所属しています。NPO/NGO実務実習という授業の一環として、DEARでの実習をすることになりました。


*なぜDEARに来たのですか?
初めて「開発教育」を知ったのは本を読んだときで、面白そう!と思ったけれど日本ではこういうの聞いたことないなーと思っていました。

その後、実習先がなかなか絞れず先生に相談したところ、DEARを紹介され、実習させていただくことになりました。「国際協力」とか「貧困」をよく知らない人に身近なことから伝えて、考えてもらうきっかけなるのが開発教育なのかな…と思い、楽しみでした!

*お仕事は何をしていましたか?
全研のアンケート集計や入力、資料の整理、印刷や発送準備などをさせていただきました。ワークショップのお手伝いや、他のNGOへ行くこともありました。

*NGOに対するイメージは変わりましたか?
「途上国のための支援」というのがNGOのイメージだったので、DEARを知ってからは変わりました!NGOというと日本にいるときは事務所でずっと作業をしているのかと思っていました。DEARも事務作業は多いけれど、スタッフの方々は講師派遣や会議でいろいろな場所に行っていて、NGO同士がつながっているんだなーということを知ることができました。

*今後のDEARに励ましや提言を
DEARの事務所の雰囲気がずっと変わらないでいてほしいです!すごくアットホームな感じですてきです!

*インターンを終えて
パソコンの入力や発送の準備など一つ一つの作業に対してもっと手際よくできたらいいのに……という思いでした。初めてデスクワークをしたので、社会に出るようになったらこんな感じなのかなーと感じました。

普段の事務局でのお仕事だけでなくワークショップに参加させてもらったり、他のNGOへ行くことができたりとても楽しかったです!お仕事をする中で、自分が出来なかったことや気をつけなきゃいけなかったことを就職する前に知ることができてよかったです。

*最後に…
インターンの受け入れありがとうございました!
印刷ミスの封筒をたくさん作成してしまった時はすみませんでした;;;今後絶対に気をつけなきゃいけないというのを身をもって感じました!
わからないときは優しく教えて下さり、お仕事が楽しくできました。

また貴重な体験ができ、とても嬉しいです。開発教育についてもっともっと知りたいので、ぜひまたお手伝いさせてください。
これからもたくさんの人に開発教育を知ってもらえるように、DEARのことを話したいと思います。スタッフの方々、そしてインターンの方々本当にありがとうございました。
(湯本香菜美)

2010年9月8日水曜日

The Story of Stuff

7月5日(土)~7日(水)にアジア学院で開催したワークショップのレポートが、立教大学ESD研究センターのサイトにアップされました。参加型学習を通じてグローバリゼーションをどう学ぶか(教えるか)を探った3日間の様子を、ぜひお読みください。
アジアにおけるESD指導者養成ワークショップ~グローバリゼーションをどう学ぶか~

セッション2「グローバリゼーションとは」では、少し前に世界中で話題になった動画“The Story of Stuff”(日本語訳すると“モノ語り”みたいな感じ?)を観ました。大量消費・廃棄、グローバリゼーション、環境、人権などをアニメーションと、(ものすごい早口な)ナレーションでコミカルに紹介しているもので、開発教育の教材としても使えそうな内容です。

日本語訳付きのバージョンが「インディー・サテライト」というサイトで全編紹介されていますので、まだ観ていないという方は、ぜひどうぞ。このサイト、開発教育の教材として使えそうな興味深い素材が多数翻訳されています。
(八木)

2010年9月1日水曜日

高知で「地球の食卓」ぜよ

29日(日)は、大河ドラマで話題の高知へ出張(市内のあちこちに龍馬が・・)。高知の先生たちからなる「国際理解の風を創る会」とJICA四国が主催する講座に講師として参加してきました。


丸1日の講座で、午前中はワークショップ「新・貿易ゲーム」とレクチャー、午後はワークショップ「地球の食卓」とレクチャーというプログラムです。参加者は小学校の先生を中心に、高校生、大学生、大学の先生と、幅広い顔ぶれでした。高知だけでなく、香川、徳島からも参加してくださいました。また、昨年の仙台の全研にいらした方とも、1年ぶりの再会をしました。

「貿易ゲーム」では、“先進工業国”チームが、“新興国”チームにひたすら製品をつくらせて、販売だけ担当する、という展開がありました。終了間際で、産業廃棄物に「環境税」を課したところ、製品をつくり続けていた“新興国”チームには山のような廃棄物が残り、多くの課税がされることに。一方、それまで協力していた“先進工業国”の机の上はチリひとつありません。廃棄物の処理について“新興国”が「分担してくれ」と話しても、「それは、おたくの問題でしょう」と無視。2チームの間に緊張が発生しました。
こういうことって、現実にもありますよね…。


午後は、「地球の食卓」の中から、「いただきます」と「多様なイスラム教徒の生活」の2つのアクティビティをやりました。

実は、8月に出たばかりのこの教材を使ってのファシリテーションは初めて。どきどきしていたのですが、写真の魅力のおかげで、参加者の皆さんから意見がどんどん出て、学びの多い時間になったと思います。みなさんが、1枚の写真からたくさんのことを読み取ってくれるので、「ああ、これは干し魚だったのか」とか「この子はサッカーボールを持っていたのか」とか、わたしも発見がありました。

ちなみに、会場は高知大学でした。
参加者から意見が出やすかったのは、この場所の力が大きかったと思います。というのは、なんとそこは「ワークショップ用」につくられた教室だったのです。2つに分けることのできる6角形の机、全員の顔が見える配置、外が見える大きな窓、縦も横も「前」としてつかえる作りなど、本当に細やかな気配りがされた空間でした。


余談ですが、講座前日の28日(土)に高知城下で催された一部の参加者の皆さんとの「交流会」も大変楽しかったです。みなさん、お酒強いです!
 (八木)

2010年8月29日日曜日

YMCA地球市民プロジェクト(2010)

昨年に引き続き、8月20日~25日まで、YMCA地球市民プロジェクトに参加してきました。


御殿場の東山荘に、1週間、日本と、東アジア(今年は、韓国、台湾、香港、マカオ)の若者が集まり、地球的課題や地域の課題について学び、自分たちでできることを考えるプログラムです。プログラムは全て英語でおこなわれ、最後には、個々の「アクションプラン」を発表します。

今年は48人の参加者のうち4割が10代、韓国からは高校生が4人も参加しました。感受性が強く、ワークショップやフィールドトリップで感じたことを共有する場面では、怒りや衝撃を自分の言葉で話していました。

フィールドトリップでは、それぞれ、平和、貧困、多文化共生、環境などのテーマを地域の活動から学ぶことをねらいとし、寿町とお肉の博物館、靖国神社と韓国YMCA、横浜の外国人児童が多く通う幼稚園や、すまいサポートセンター、など5つのチームに分かれ、各地域の取り組みを学んできました。

最初は、問題が大きすぎて、自分たちに何ができるのだろうか、と思っていた参加者も、各地域の取り組みや参加者同士の励ましによって、研修後のアクションプランを具体的に考えることができました。その中には、地元の貧困について仲間と一緒に歩いて調べ、支援団体にも参加し、多くの仲間を巻き込んで継続的な活動とすることを目標にした日本の学生、地元の図書館にもっと外国語の本を増やして外国籍住民が使用しやすいものにしたいといった韓国からの参加者、大学の中に留学生と日本の学生が集まって相談を受けたり交流できる場をつくりたいとする学生などなど。
英語に自信がなかった日本の学生も最後には胸を張って、発表していました。


1週間一緒にいると一人一人の変化がはっきりと分かり、それが参加者同士で励ましあう相乗効果によってもたらされていることがまたうれしかったです。3月にはアクションプランを達成した最終発表を楽しみにしています。 
(中村)

2010年8月25日水曜日

全研のレポートを掲載

気がつけば、8月も終わりに近付いている今日この頃。
やっと、8月7日、8日に開催した開発教育全国研究集会(全研)のレポートをwebに掲載しました。参加者の感想もありますので、お時間ありましたら、ぜひお読みください。
http://www.dear.or.jp/zenken2010/report1.html
※3ページあります
 
 
今年の全研は参加者300名、ボランティア&スタッフ50名(写真)と大規模でした。28回目となる全研ですが、今年は「実践フォーラム」と「研究フォーラム」の2つに性格を分けて開催したため、開発教育の「広がり」と「深まり」がじわじわと感じられる会になったのではと思います。
 
全体を通して寄せられた参加者の声を、アンケートよりご紹介します。
 
・全体を通して、今の自分にはなにができるんだろうと考えさせられた。今まであまり、日本と言う国に興味がなかったが、実際に考えることによって、自分の使命をも考えた。(20代)

・ワークショップスタイルにより、自分の考えが深まる、気づきがうまれるということを実感できる。個々の活動量の多さが必要と思う一方、実感度の高い実践をされている方などが運営されるときは、一斉講義スタイルでも情報量が多く受け取られ良いと思いました。(30代/教員)

・当初、「開発教育」という言葉にやや抵抗があったのですが、実際に参加してみると、まさに自分の問題意識に焦点があっていて、「目から鱗」という感じでした。(40代/教員)

・様々なお話やワークショップに参加でき、様々な人と話すことができ、自分の視野を広げられ、これからどうしてけばいいのかという足がかりになれ、充実した内容でした。(10代/大学生)
 
・またいろいろなことが学べてよかったです。自分の生き方の原点に戻れる開発教育(学び)は私の羅針盤になっています。準備から当日運営まで携わって下さったスタッフの皆様、ご苦労様でした。(50代/教員)
 
・シンポジウムなども参加型で話せるように進行されていて、さすが開発教育の全国集会だなと思いました。この規模の集会の運営、スタッフの皆さんのご苦労を思います。ボランティアの学生さんたちもよく動いてらして本当にごくろうさまでした!(40代/教員)
 
ご参加、ご協力くださった皆さま、どうもありがとうございます。
(八木)

2010年8月20日金曜日

みんな出払っております

今日の午前中は、来月4日(土)に開催予定のイベント(映画『Garment Girls/ガーメント・ガールズ』上映会×トークイベント)の打合せで、シャプラニールさんへ。開催まで2週間ですが、すでに80名程の方のお申込みが来ています。

今日は、トークゲストの2人も交えて、当日のプログラム内容を話し合いましたが、バングラデシュの縫製工場の現状や、企業の動向など、その近くで関わっているご本人からでないと聞けないようなお話が次々と出て、大変刺激的でした。キーワードは「グローバリゼーション、女性、企業、バングラデシュ、中国、消費者、NGO、サプライチェーン、BOP、バリューチェーン」といったところでしょうか。
これは、大充実のイベントになりそうです。


そしてその後、戻った事務所は閑散としていました。
そういえば、今日はスタッフ&インターンが3か所に講師派遣に行っている日。

・中村→御殿場(YMCAの地球市民プログラムで東アジアのユースと1週間!)
・西→つくば(JICA主催の学生対象プログラム)
・宮崎&理事&インターン→丸の内(某企業主催で1日に3回ワークショップ!)

夕方、西と宮崎から若干疲れた声で「終わったよ~」と電話が。
それぞれの報告を聞くのが楽しみです。
(八木)

2010年8月19日木曜日

教材展で感じる手ごたえ

18日・19日は、かながわ国際交流財団主催の「地球市民学習のための教材総合展」に出展しています。場所は、本郷台のあーすぷらざです。

午後には、新教材『地球の食卓』をつかった2時間のワークショップを、スタッフの宮崎&インターンののはらさんが行いました。わたしは別件であーすぷらざに用事があったので、少しだけワークショップを見学。

席は満席で、後方には見学らしき人が5-6人。
職員の方に聞くと、「申し込みが多くて、キャンセル待ちの人も出たんですよ。見ている方は、参加ができなくて、見学になった方々なんです」とのこと。


教材展の会場でも、少しの間ブースにいたので、何人かの方とお話しすることができました。
中には、「これって、寄付を募っていた教材ですよね。完成してよかったですね」と言ってくださる方もいて、びっくり。進捗をみていてくださったようです。
また、「は持っていたのだけれど、授業には使いにくくて。こういう写真が出るといいなと思っていたんです」という方も。

制作の苦労を側で見ていたので、励みになる言葉を聞くことができ、とても嬉しいことでした。8月、9月は各地でこの教材をつかったプログラムを予定しているので、直にご意見や感想を聞けるのが楽しみです。
(八木)

2010年8月16日月曜日

しぞーかで参加型学習

7日(土)、8日(日)の全国研究集会が終わり、事務局は1週間の夏休み。今日から業務再開です。

休み期間中とはいえ、それなりにお仕事もありました。
わたしは12日(木)に静岡県中部の市の公立中学校からご依頼があり、「参加型学習」をテーマにワークショップをやりました。「これから授業を参加型にしていきたい」ということで、その学校の先生全員が参加されました。

実は、ここの学校は、静岡出身のわたしの実家のわりと近く。ほとんど「地元」です。先生たちはとても協力的で、ワークショップは大変盛り上がりました。そして、わたしは、いわゆる「しぞーか弁(静岡弁)」で話し合うことが、嬉しかったです。

しぞーか弁から変換すると…
にさん→八木さん
・うっち→わたしたち
れたらいいだけーがー→できたらいいのだが
うじゃあ、ないっけ→そうではなかった
などなど。

雰囲気もやわらなくなるし、気持ちが伝わるし、「ああ、方言っていいなぁ」としみじみ感じる時間となりました。学校によっては、「先生は標準語で授業をするように」と決められているところもあると聞きますが、みなさんのところでは、どうですか?


ちなみに、静岡から新幹線でどこかに行く/帰る方に、わたしが最もお勧めしたいお土産はこれ!黒はんべ(7枚も入っている)とワサビ漬けのセット商品。駅で売っています。なんと今時270円。ビールを飲む方は、ご一緒にお求めになり、新幹線のお席で静かにお楽しみください。幸せになれますよ。
(八木)

2010年8月6日金曜日

いろいろあって‥いよいよ全研!

いよいよ明日から、第28回目の開発教育全国研究集会(全研/ぜんけん)です。今日まで長い道のりでしたが、とくにこの1週間は、いろいろなことがありました。

以下の中で本当にあった出来事はどれでしょう?
(1)やっと印刷があがった教材に印刷ミスがあり、やり直した。
(2)納品された教材の重さで棚が崩壊した。
(3)棚が崩壊したはずみで印刷機が壊れた。
(4)全研の準備をしながら、ニュースレターの発送作業までもやった。

・・答えは全部です。
大変な一週間でした。
多くの作業が片付き、無事に全研を迎えられそうで、とても脱力しています。

さて、ここで「教材」といっているのは、新教材「写真で学ぼう!地球の食卓-学習プラン10」のことです。明日の全研がお披露目の場。


本よりも写真がずっと明るく、細部まで見えて、とてもきれいです。
手前味噌ですが、こんな写真が39枚もついて、学習プランもついて2800円(会員2300円)は、かなりお得。
全研にいらっしゃる方は、ぜひ、お手にとってご覧ください。講堂のインフォメーション・コーナーに置いてあります。
(八木)

2010年7月28日水曜日

倉庫の片付けとお迎えの準備

スタッフブログはすっかりご無沙汰しております、
経理・総務担当の大久保です。

8月7日~8日に迫りました、第28回「全研」。
すでに230名を超す参加申込(関係者を含めれば、何と300名以上!)を
いただいております。
この暑さにも負けない、熱気を帯びた集会となりそうです。

さて、事務局では全研に向けた準備だけでなく、
新規図書・教材のお迎えに、会報の発送準備なども重なり、
書き出してみたら、
何ともてんやわんやなスケジュールだということが判明。。。

そんな中、今日は倉庫のお掃除をしました。

出るわ出るわ、ホコリをかぶってしまった資料の束。

事務局スタッフに、ブログでも度々ご登場、
ボランティアTさんのご協力もいただき。

数年来、倒壊の危機にあった棚のネジ締め!
長らく封印されていた空調の解放♪

快適空間へと生まれ変わりました。

ただ、すぐ新しい図書・教材が納品されるため、
また一杯になってしまいそうです。

ここで一つ宣伝。

今回、制作費の一部を賄うため、大勢の方よりご寄付を賜りました、
フォトランゲージ教材『地球の食卓』。

事務局内でも“産みの苦しみ”を見て参りましたが、
もうすぐ、完成いたします。


せっかくなので、サービスショットを公開しちゃいます。




(※画像は制作途中の表紙。タイトルが若干変わります)


ちゃっかり先行営業もさせていただいたところで、
どうぞ、お楽しみに。


(大久保)

2010年7月21日水曜日

たいやき

今日も30度を超え、とても暑い一日となりました。
福岡出張から、ふーふー言いながら事務所に戻ると、白い「たいやき」を手にお客様がいらっしゃいました。

そのお客様とは、DEARの最寄り駅付近で雑誌『BIG ISSUE(ビッグ・イシュー)』を売っている販売員さんです。この方から買う『BIG ISSUE』には、特集記事を補足する手書きのコラムというか資料が挟まっていて、それを読むのも楽しみになっています。


この方は、1カ月程前にアパートに入居でき、路上生活は終了。
そこがDEARの近くということで、今回、事務所に遊びに来てくれました。

みんなで「たいやき」を食べつつ、近況などおしゃべり。この暑いのに、空調がない部屋で大変とのことでしたが、一人暮らしに必要な家電や家具のいくつかは、路上で出会ったお客さんが入居のお祝いにプレゼントしてくれたそうです。これぞ人徳!

この猛暑で、野外での販売は大変ですね。
たいやきを、ごちそうさまでした。
(八木)

2010年7月4日日曜日

アジア学院に来ています

今日から、西、中村(明日から)、八木の3名は那須のアジア学院に来ています。ここに来ているアジア・アフリカの20カ国の研修生たちと、3年来交流しているタイの農村開発NGO、ISDEPのみなさんと一緒に3日間のワークショップをやるためです。

ワークショップのテーマはずばり「グローバリゼーションについての参加型の学び」(訳が変かも)。今日は、明日からの3日間のプログラム内容を確認しました。


アジア学院の研修生の様子を聞きながら、細かいところを微調整。やはり、学習者のことを知ることが、準備の第一歩だなあと改めて思いました。そして、タイのみなさんは、夕食を終えた今も明日に備えて資料をとりよせたり、作り直したりとせっせと作業をしています。

ちなみに、今回はほとんどの部分をタイのみなさんが、ファシリテートしたり、プレゼンテーションしたりします。その中には、DEARの教材を活用した報告も含まれるので、とても楽しみです。


こちらは、DEARの教材『コーヒーカップの向こう側』のタイ語バージョン。今回の来日にあわせ、編集途中のものをもってきてくれました。カップの中が熱そう!地球儀の上の人がなんだか危なっかい感じが、スリリングです。
(八木)

2010年7月2日金曜日

選挙、行きますか?

いよいよ参議院選挙まであと10日。
選挙が近づき、盛り上がっているのは街頭演説だけではありません。いま注目すべきは、学校です!

今日の朝日新聞朝刊にも、大きな記事が載っていましたが、全国各地の学校で「模擬投票」や「マニフェスト提案」がされています。


記事では、DEARともお付き合いの深い杉浦先生(立命館宇治高校)と風巻先生(神奈川県立麻生高校)の授業が紹介されています。高校生のマニフェスト、弱者への視点があり、かつ、未来志向でいい感じです。面白かった部分をちょっと引用。

“高校1年の西村さんは「子どもの権利条約を広報して」と提案したが、(参加した議員から)「権利と義務のバランスが必要」と「×」の札も上がった。「結構ショック。でも、逆に10代の意見を伝えておかないと、と思った」”

この議員さん、子どもの権利条約に「締約国は、この条約において認められる権利の実現のため、すべての適当な立法措置、行政措置その他の措置を講ずる」って書いてあるの知ってるのかぁ‥。なんて思ったり。この生徒のいうように、ほんと、「子どもの意見を伝えておかないと」。

学校模擬投票のノウハウは、NPO「模擬選挙推進ネットワーク」のサイトに、とってもプラクティカルにまとめられていますので、これからやってみよう!という方はぜひ参考にしてください。

また、マニフェストの読み方でお悩みの方にひとつの視点をご紹介します。
世界中から貧困をなくす」ことに熱心な政党は、どこだろう?
DEARも団体会員として参加している「動く→動かす」が実施した政党へのアンケート結果が掲載されています。ODA(政府開発援助)に対する考え方の違いが出ていて、なかなか興味深いですよ。
(八木)

2010年6月23日水曜日

パーム油を巡るちょっと嬉しいニュース

昨晩は月例の入門講座を開催しました。
教材は「パーム油のはなし~環境にやさしいって何だろう?」をつかいました。


今回はいつもより、大学生の割合が多く、活気がありました。あれこれ介入しなくても、意見がどんどん出る雰囲気だったので、最後は自由にディスカッション。 真面目な学生が多かったのか、いつもより「清く正しい」意見がたくさん出たような気もしましたが、それは希望を持っているからでしょう。素晴らしいことです。
 
その中にこんな意見がありました。
「ほとんどの食品メーカーや化粧品メーカーがパーム油をつかっていることが分かった。そういう大企業がマスメディアのスポンサーになっているから、一般の人はパーム油にまつわるネガティブな情報を目にすることができない。環境にいいとか、肌に優しいとか、提供される情報が偏っている。消費者であるわたしたちに、なにかできることはないのか?」。
 
なるほど。
そこで、「NGOなどの市民メディアは違う情報も出しているからアクセスしてみては?」と、老舗環境NGOであるグリーンピースが展開しているキャンペーン「キット、熱帯雨林もブレイクできる!」を紹介したのです。
 
で、紹介した手前、そのキャンペーンが今どうなっているかなと思い、本日ひさびさにチェックしてみました。そしたらなんと、成功しているではないですか!すごーい!
実はわたしも地味に(個人的に)メッセージを送ったひとりなのですが、このように成功するとは嬉しいことです。
 
昨晩の入門講座の感想を少しご紹介します。
 
・授業で使えるものだと思いました。総合学習ではなく、通常の授業でこそ取り入れたい方法でした。楽しく、深く学べました。
・アクションを起こすためのトリガーとして必要不可欠なものだと思いました。
・もっと今日のようなワークショップに参加して、たくさん吸収し、自分の周りの人に伝える役割を果たしたいと思った。
・開発をめぐる問題について市民に気付きを与え、行動するきっかけづくりをするものだと思いました。
 
(八木)